2009/08/28

ドイツ ベルリン ビオでベジなファーストフード

8月25日
ドイツ・ベロニゲローデからベルリンまでバスで5時間。
ベルリンの町は、今までみてきたドイツの町と雰囲気が全く違っていた。
巨大な建物に幅の広い道、古い街並みもあるし、アート作品もあふれている。映画にもなった美しい天使の銅像が所々にあったり、緑豊かで大きな公園がそこらじゅうに点在している。
そして、都会なのに物価が安い。駅の付近には、ケバブ・焼きそば・ソーセージなどの屋台がいっぱいあり、歩きながら何かを食べてる人をよくみかけた。そして、昼間から酔っ払っている人も多くて、若干治安が悪そう・・・
ベルリンもベジタリアンレストランは迷うほどいっぱいある。今回は、BIO食材を使用しているファーストフード店Yellow Sunshinに行くことに。
ベジなファーストフード店があるほど、ベルリンは進化している。
そちらに向かう途中で2軒もBIOショップに遭遇。

LPGはチェーン展開しているおおきなグループ。

マクロビオティックの影響もあり、日本の食材は充実している。

味噌も麦、白、赤と何種類もおいてあるし、インスタント味噌汁まである。
マクロビアンにとっては、日本は聖地みたいなものなのに、日本では意識しなくても、食材に恵まれてるからベジタリアンという発想が定着しないのだろうと思う。
お洒落なレストランが並ぶ通りにそのファーストフード店はあった。

中に入ると、黒板にメニューが書かれていて、

カウンターのショーケースには、ベジミートが並んでいる。

メニューは30種類くらいのハンバーガー、チップス、サラダ、スープ、ドリンク、セットメニューなど。
カウンターで注文して、料理が出来あがると渡された番号をマイクで呼んでくれる。
ファーストフードとは名ばかりで、オーダーが入ってから調理し始めるので、けっこう待たされる。

料理待ちのお客さん達は、オーガニックビールを飲みながら、時間をつぶしている。
私達もビールを飲みながら、呼ばれるのを待つ。2EUR

ベーコンチーズバーガー3.9EUR

ベジミートバンバーグは、お肉そのもの。ベーコン?は何がそれなのかわからなかった。
ピクルスとパイナップルが入っていてさっぱりとしていておいしかった。
ホウレンソウのスープ 3,6EUR

液体というよりかピュレ状のどっしりとしたスープ。
アルファルファがのせてあり、中には、ベジミートソーセージが入っていた。
こちらは、ステーキセット!7EUR

たっぷりのチップスとサラダに、グリルしたベジミート。ケチャプと甘いトマトソースがついている。
残念ながらこのステーキもどきはペラペラのかすかすだったので、肉という感じではなかった。
すべての料理がボリューム満点でお腹いっぱい~
今まで食べに行ったベジレストランでは、こんなにタトゥーしている人は見かけなかったなぁと思うくらいに、ベルリンのファンキーな若者たちが、普通に食べにきている。
ここの味なら日本でも流行りそう。日本支店つくってくれたらいいのになぁ。
それにしても、ここ数日ベジミートを食べ続けている。あまりにもお肉そっくりなので、野菜料理を食べてる気がしない。
郡司氏はそろそろ本物の肉が食べたい!といってるけれど・・・

2009/08/27

ドイツ ベルニゲローデ ベジミートボール

8月25日
ドイツ・ドュッセルドルフからオランダ・エンメンへ列車で5時間。そこからバスでボルガーへ。
ドイツ国境の小さな町ボルガーの美しさには、驚愕した。
ランドスケープを考えて設計してある町には、美しい街路樹、緑豊かな公園、赤レンガの壁に茅葺屋根の家、充実したサイクリングロード。そしてすべての住宅がギャラリーかと思うほどに、簡潔でセンスがよく、落ち着いたたたずまいを見せている。この町は、住んでる人びとの感性が全く違うような気がした。
自転車で巨石巡りをしていると、刈り終えたヘンプ畑があり、看板には、ヘンプ製品の有効性が書かれてあった。
やはり、オランダは平和な国なのだと、つくづく思う。
その後、ドイツに戻り、魔女で町おこしをしているベルニゲローデに移動。
蒸気機関車が走っているこの町は、冬場はスキー客でにぎわうようだ。
ドイツらしいとんがり屋根のお城があったり、ロッジ風の建物が立ち並んでたりとよい雰囲気。
町を散策していると、大きな幹線道路があったのでそちらの方にいってみると、めちゃくちゃ大きなショッピングモールを発見。

ドイツも車社会なので、日本同様に郊外型のショッピングセンターをよく見かける。
小腹がすいていたので、おいしそうなパン屋さんでお茶をしてから、スーパーへ潜入。

甘酸っぱいリンゴのコンポートとクラムがたっぷりのせてあるパンとカプチーノをいただきます。2,7EUR

倉庫のような商品の陳列の中には、BIO製品をあらわすタグがかかっている。

こちらは、ベビー食品。
イギリスでは、赤ちゃんによい食品を!と若いママがBIO運動したのが、きっかけでBIO商品が急激に増えたとか。
ドイツでは、当たり前のように普通の商品と並んでBIO製品がおいてある。
日本ではどれくらい普及しているのだろう。
こちらに比べると思いっきり遅れている気がする。
ここのお店は、食品コーナーの中に下着が売られていたり、冷凍食品の横が自転車のタイヤ売り場だったりと、私にはちんぷんかんぷんな配置だったので、どこになにがあるのかわからないままうろうろしていると、ベジミートコーナーを発見。

やはり肉食の国は商品がちがうなぁ。
こんなに種類があるなんて。しかも値段も安い。
ソーセージはアイルランドで食べたので、ここではミートボールを購入。1.59EUR
スナック菓子のコーナーで見つけたサムライあられ。1.5EUR

オランダでもJAPANESE MIXという名前で販売されていたのを買って食べたらおいしかったので、迷わすサムライを購入。
それにしても、海外において日本=サムライという発想は、不変的なものなの?
ベジミートボールは1,2分焼くだけで食べれると書いてあったので、トマトと一緒にフライパンで

お肉がぎっしり詰まった感じや、食感、ほんのりシナモン風味がきいていてパンチのある味付けなど、本当にグルテンでできてるの?と疑いたくなるほどよく真似てある。
ベジミートボールがしっかりとした味付けなので、パスタは、ラディッシュのみのあっさり味で。

穀物が山盛り入ったパンと麩のようにぱさついたな丸いパンと共に。

デザートはプラム。

ドイツにきてから、周りでソーセージやらハムなどおいしそうに食べてるのをみたら、さすがに食べたいなぁと思ってしまうけれど、こんな簡単に食べれるベジミートが何種類もあると、ドイツのベジタリアンの人たちは欲求不満もなく、楽しんで食事ができるのだろうなぁ。

2009/08/26

ドイツ ドュッセルドルフ ビール解禁

8月20日
アイルランド・ダブリンからドイツ・ドュッセルドルフまでは、格安航空会社のライアンエアで2時間弱。
なにかと話題のライアンエア初体験。チケットはネット販売のみで、チケット代は安いけれど、追加料金が異常に高い。
預ける荷物も、1つ10EUR。しかも15kgまでで少しでもオーバーしたら追加料金30EUR。
ネット予約なのに、確認メール配信料1EURなどとかなり細かい。
しかも、搭乗券の発券を空港でしていなくて、自分で搭乗券をプリントアウトして持っていかないといけない。
私達はそれを知らずに追加料金を空港で支払った・・・40EUR
それを支払っても他より料金が安いので、なんとも言えない嫌な気持ち。
飲食のサービスもないし、機内紙も一切なし。座席指定もない。
私達は、ドュッセルドルフ空港行きとかいてあるチケットを買ったのに、到着したのはドュッセルドルフ郊外のヴェーツェ空港。なぞ・・・
しかも、荷物が出てきた時には、

かばんの持ち手がなくなっていた。
でも、実はこのかばんは、ヨーロッパの石畳に耐えかねて何度も持ち手が外れていた。別のかばんを購入しようかと思っていたくらいだったので、まぁしょうがないか、と思いつつも、クレームカウンターへ。
すると、新しいキャリーバックを出してきてくれて、これを使って下さいとのこと。
調子の悪かったかばんは、ライアンエアが壊してくれたおかげで、あたらしいかばんに生まれ変わった。
ヴェーツェ空港からバスと列車を乗り継いで、ドュッセルドルフ駅へ。予約しておいたホステルに向かう。
その後、近くのスーパーへ買い出しに。
物価高のアイルランドからきたので、何もかもが安く感じてしまう。
特はビールは種類が豊富で安い~英国・アイルランドは酒税が高いのかビールもかなり料金が高くて、ほとんど飲まなかったので、嬉しい!!

500mlのビンで0,5EURくらいから。水より安いかも。
ドイツは世界一パンの種類が多いらしく、おいしそうなパンがたくさんあるので悩む~

プレッツェルとカボチャの種のたっぷり入ったパンを購入。

野菜コーナーに、アイルランドのベジタリアンレストランで感動した発芽豆があったので、そちらを購入。1EUR

ブラウンマッシュルームと発芽豆のパスタ

オリーブオイル、にんにく、唐辛子に、ブラウンマッシュルームを入れ、しっかり炒める。発芽豆を入れてさっと炒める。湯がいたパスタを入れて、仕上げにオリーブオイルをからめて出来あがり。
発芽豆はさっと炒めると、歯ごたえもよく甘味も増量。かなり美味。
自宅でも水につけておくと3日ほどで発芽するらしいので、帰国したら栽培するぞ~
デリコーナーにあったサラダは、

ネギがたっぷり入っていたので、豆腐と思いこんで購入したけれど、クリームチーズでした。
酸味がきいていてさっぱりしていて、ビールに合う。

夕方は、ライン川沿いへお散歩。

ビールを片手に夕涼みをしている人が多い。
私達もライン川沿いでビールを飲む。ドイツに来たという実感がわくね~

2009/08/21

アイルランド ダブリン ベジタリアンレストラン

8月18日
ガーシビーンからバスを乗りつぎ6時間、ダブリンに到着。
アイルランドにきてカントリーサイドばかりいたので、ダブリンの都会な街並みと人の多さにびっくり!
世界中から観光客が集まってるのでは?と思うほどいろんな言語が飛び交っている。
アイルランドでは、ホステルのキッチンが充実していたので、お弁当まで作って自炊率100%。
ダブリンでは、ベジタリアンレストランに行くことを決めていた。
何軒かある中で、1986年創業のCornucopiaへ

お店に入ると、奥の方にショーケースがあり、セルフサービスで料理を選ぶ。

私達は、メインとサラダ2品を選べるセットを注文。12.5EUR

飾り気のない盛り付けとすごい量にびっくり!!

バジルソース和えのジャガイモと、きゅうりとブロッコリーのサラダには、ひまわりの種が山盛り。

パプリカのソースがかかったパイの中には、ポロネギ、カリフラワー、フェタチーズ、みじん切りのヘーゼルナッツがたっぷり入っていて濃厚な味。

ジャガイモのクリームチーズ和えとサヤインゲン、絹サヤ、発芽豆のサラダ。
バジルソースのかかったオーブン焼きには、焼きナス、紫玉ねぎ、パプリカ、トマト、粟が入っていた。
初めて食べた豆づくしサラダ。

小豆、大豆、ひよこ豆、レンズ豆、緑豆などを発芽させたものがたっぷり。
発芽させることによって栄養価も高まるし、生食ができる。
味付けもほとんどなくて、豆そのままの味を楽しめておもしろい。
見た目のボリュームより、味付けがあっさりしていたのできれいに完食。
パイに入っているヘーゼルナッツや、ひまわりの種たっぷり入ったサラダなど、ナッツ類を料理に使うのは私も大好き!!
発芽豆サラダも新鮮だったし、食材にもこだわっているし、料理本も出版しているみたい。
常連さんも多くて、これが当たり前!みたいな雰囲気がさりげなく漂っているのが、かっこよい。
こんなレベルの高いお店があるダブリン市民は幸せだなぁ。
でも、もう少し盛り付けがきれいだったらなと思う。
美しい盛り付けは、料理の味を引き立てるという感覚は、あまりなさそう・・・

アイルランド ガーシビーン ヨークキャベツ

8月16日
トラリーからバスで4時間、ガーシビーンに到着。
町の地図を見るとメインの通りが1本しかない小さな町。とりあえずスーパーがあったので買い物へ。
物価の高いアイルランドだけど、へき地はなおさら物価高。
値段の高い野菜コーナーで、ヨークキャベツという見たことのない形のものがあったので、そちらを購入。

ヨークとはとがったという意味らしい。 形は違うけれど、味は日本のキャベツと全く変わらなかった。
その後、眺めの良い景色の所を歩いていると、道端にブラックベリーがたくさんあったので、つまみ食いをしながらお散歩。

清らかな川があったので覗いてみると、クレソンが!

うれしくなったので濡れないように川にはいってクレソン摘み。
夕食には、摘んできたクレソン、キャベツをさっとボイルして、レモン果汁と醤油でほんのり味付け。

それと、キャベツとジャガイモの入ったトマトソースのパスタを。

翌日は、スケリグマイケル島へ。
船の揺れがすごくて、なぜか私はこわいくらいにテンションが上がってしまった。
これも船酔いの一種かも。
そして、この日の夕食もキャベツを。
あんな大きなキャベツを大量に食べるには、煮込むしかない!
ということで、困った時はカレーだ!
お鍋にいっぱいに適当な大きさに切ったキャベツとジャガイモを入れて、少量の水で蒸し煮する。
20分くらい火にかけると、キャベツから水分がたっぷりでてくる。このままスープにしてもおいそう~
そこに缶詰の金時豆を入れて、再度火にかける。
そして、便利な粉状カレールー、ベジタリアン用を購入しておいたので、
パラパラと入れ、まぜて出来上がり~

こんなにキャベツたっぷりのカレーは初めてだったけれど、甘味がありおいしく仕上りました~
サイドディッシュは、コールスロー風

刻んだキャベツとトマトにマヨネーズを和えて。
こんなにキャベツばかり食べても苦にならないキャベツってすごいかも!?

2009/08/20

アイルランド トラリー 大人なホステル

8月14日
アイルランド・ベルファーストからバスで8時間、スライゴーに到着。
町はずれのホステルに泊った時に見つけたアイルランドホステルマップ。ホステルの情報が一覧表になっているので、ありがたい。
しかも、全ホステルキッチン付き!
イタリアでもホステルに泊まったけれど、深夜まで営業しているBARと併設していたりして、けっこう賑やかだったのだけど、アイルランドのホステルは、年配のご夫婦も利用していたりして、落ち着いた雰囲気で過ごせる。
翌日、ベルファーストからトラリーまで移動し、マップをみて予約したホステルに向かう。
小さな町の中心地にあり、高級なホテルなどが並ぶ通りにそのホステルはあった。

中に入ると、素敵なリビングがあったので、レストランですかと聞くと、自由に使えるスペースだという。

その奥には、立派なキッチンが。

かわいい電熱コンロに少し興奮!
この時期のアイルランドは、オンシーズンのはずなのに、部屋もゆったりと使えてありがたい~
同じ部屋のイタリア人が、涼しくて、人が少なくて、静かな場所が好きと言ってたけれど、アイルランドのカントリーサイドはまさにその通り!
夕食は、素敵なリビングでゆったりと。

おなじみTESCOのスープコーナーは、充実していてベジタブルスープもたくさんある。
今日は、ニンジンとコリアンダーという組み合わせのスープをベースに、玉ねぎ・トマトを加えて、仕上げにフィジッリを。
メインは、マッシュグリーンピースバーグ。

缶詰コーナーにグリーンピースが山盛りあったので、マッシュタイプを購入。
茹でてつぶしたシャガイモ、マッシュグリーンピースによく炒めた玉ねぎを入れてよくまぜる。
チェダーチーズを入れて丸く形を整えて、オリーブオイルを熱したフライパンで、両面焼く。
形が壊れないようにお皿にのせて、ホットチリソースをかけて出来上がり。
つけあわせは、山盛りレタスサラダ

レタスをざく切りにしてトマトをまぜて、塩・胡椒・レモン果汁・オリーブオイルをかけ、仕上げにピーナッツをのせる。
食後は、ソファーでゆったりとスコッチを。

英国、アイルランドと酒類の料金が高いので、少しづつ大切に飲んでいる。
翌日は、マッシュポテトをサンドイッチにしてディングル半島へ。

霧がすごくて、外でサンドイッチを食べるには寒すぎ~
郡司氏は霧の時が、きれいに石の写真が撮れると喜んでいたけれど・・・
その日の夕食は、白米・マッシュルーム炒め醤油風味・ジャガイモとポロネギのスープ。

そしてメインは、郡司氏お手製のポテトサラダ。

このために、瓶入りマヨネーズを購入。
ゆったりとしたスペースがあると、料理作ってても楽しい~
こんなに広いリビングがあって、あんなキッチンのある家に住みたいなぁ・・・