3月1日
サンファンからブエノスアイレスまでバスで15時間。
アルゼンチンのバスは基本的にものすごくサービス精神旺盛で、乗り心地もよいのだけれど、会社によってサービスが全然違う。(同じ会社のバスを往復利用しても従業員によってサービスが違う時もあったけど)
以前のったバスは食事付きと言ってた割には、クラッカー・クッキー・ジュースと喉がつまりそうな夕食だった。
今回の会社は、ちゃんとベジタリアンメニューも用意しているというので、ちょっと期待していた。
夜10時すぎに夕食。足にフィットするトレーが配られ、ガラスのコップでドリンクサービス。ちゃんとワインも用意してある。
運ばれてきた料理は、ニンジンのサラダ!!
味付けなし。マヨネーズ付き。カップの中身はプリン。
そして暖かい料理はボイルしたカボチャ、ジャガイモ、そしてニンジン!
味付けなし。
ニンジンづくしのシンプルな夕食でした。
翌朝、9時前にブエノスアイレスに到着。美しい建築物は南米のパリなどと呼ばれている。
この日は日曜日だったので、アンティーク市場が開催されていた。
1900年代にヨーロッパから移民した人達の調度品がたくさんあるようで、アンティーク好きにはたまらないみたい。
私は誰が使ったかわからないものを買うなら、誰が作ったかわかるものを購入したいと思うけれど・・・
近所のスーパーに夕食の買出しに行くと、インディカ米の玄米があったので、久しぶりに玄米を炊いた。
マッシュルーム、トマト、ズッキーニの煮込み、クミン風味。
クミンの味に触発されてカレーが食べたい~と郡司氏。たしかに南米ではカレーを見かけなかった。
翌日は、おしゃれなレストランやカフェがあつまるパレルモ地区にあるベジタリアンレストランVerdeへ。
大きく育っている街路樹がよい日陰になっているテラス席で食事を。
料理を注文するとまず運ばれてきたのが、パン、フムス(ヒヨコ豆ペースト)とほんのり甘いドリンク。
このドリンクを飲んだ瞬間、あっ。なつかしい、でも何かわからない?????
思い出せない~とかなり気になっていたら、なんと水あめだった。
店内には、水あめ、海草、玄米など、マクロビオティック的な食材が販売されていた。
そして、私が注文したヤマニリゾットが登場。(ヤマニというお米の種類)32ペソ
メニューには、ライス、シーズニング(種子)、醤油、蜂蜜とかかれていたけれど、食べてみるとめちゃくちゃ甘い!
けっこう油もはいっていて、すき焼きの後にご飯をまぜたおじやみたいだった。
そして郡司氏はメニューにカレーとあったので大喜びで注文。36ペソ
運ばれた瞬間、二人して何かの間違い??
これってカレーなの??
しかも冷たいし。
食べたらもっとびっくり!!
酢の入ったココナッツミルクに刻んだ生姜がスープのベースになっていて、千切りのキャベツとアヴォガドペースト、大量のナッツ類、ルコラ、海苔、ゴマが入っていた。
私は一口食べただけで、だめ×××。
火の通ってないココナッツミルクが酸っぱいなんて~
なんで海苔???
郡司氏も最初はびっくりしてたけれど、食べ続けたら癖になるなどといってきれいに食べ干していた。
私は、この味の組み合わせに脳がびっくりして、食欲がなくなってしまった。
野菜の料理でこんなに衝撃を受けたのは初めて。
世界は広いなぁとつくづく感じた一品でした。
(ちなみに他のお客さんは、おいしそうなパスタやキッシュを食べていたので、全部のメニューが創作的なものではないみたい)