3月10日
クリチバからリオディジャネイロまでバスで12時間。
郊外のバスターミナルから市内を走るバスに乗り換え、ホステルのあるコパカバーナにむかう。
今までいろんな国の路線バスに乗ったけれどこんなに激しい運転ははじめてかも。
道路もぼこぼこしているので、常にガタガタ揺れてる上に、ものすごい急発進・急停車をくりかえし、カーブでもスピードを落とさないので、油断していると椅子から落とされそうになる。
バスに乗ってて悲鳴をあげたのもはじめてかも。
ちょっと道路を渡るにも、車が猛スピードで走っているので、ダッシュしないと渡れない。カーブでもほとんどスピードを落とさないので、ぼーと歩いているとはねられそうになる。身のこなしの軽いブラジル人のようにさっさっと道を渡らないと何分たっても向こうに渡れない。という事をのぞけば、リオディジャネイロはサイコーな街。
今まで旅した中でどこかよかったですか?と聞かれれば、リオディジャネイロと答えてしまうと思う。
何よりも景色がものすごくよい。有名なキリスト像が立っているコルトバード丘からみる風景は、すごい。
シュガーローフから見た夕日に染まった霧の間から見えるリオディジャネイロの夜景なんて、やばい。
そして、ブラジル人がオシャレでかっこよい!親切でピースフルで明るくてクールな人々。
私達が滞在していたコパカバーナはビーチにも歩いていけるような町だったので、高層ビルが立ち並んでいても、ぜんぜん息苦しくない。
スーパーマーケットもいっぱいあるし、日本食材も普通にあるし、日曜日には新鮮な野菜がいっぱいおいてある市場が立つし、庶民的な食堂からおしゃれなレストランまでそろっているし、地下鉄に乗ればダウンタウンまで簡単に出れるし・・・数え上げたらキリがないほど便利なのに、目の前がビーチという環境。
ステキすぎます。
滞在3日目にランチを食べにレブロン地区へバスで向かった。
バスで10分ほどのこの地区はコパカバーナより落ち着いた町。
オシャレなオープンテラスのレストランが立ち並ぶ通りにベジタリアンレストランVegetariano Social Clubというかたい名前のお店はあった。
カラフルで小さな店内は、1人でランチを食べにきているという常連さんで席はいっぱい。男の人が多いのが意外だった。
サラダ3種・スープ・温菜6種というシンプルな内容。22R
まずは冷菜とスープ。
青汁で有名なほろ苦いケールのスープは、スモークした豆腐が入っていた。その香りはまるでソーセージでも入っているかのよう。
葉野菜に豆腐ペーストをかけ、キャッサバ芋とトウモロコシ粉で作ったクスクスにはスライスズッキーニとトマト、ほどよい酸味のあるキヌアにはみじん切りの野菜、真ん中は玄米。
そして、温菜。
マクロビオティックの小豆カボチャを思わせる煮豆、豆腐のキッシュの上にはファリーニャと呼ばれるキャッサバ芋の荒挽き粉、グレーの液体はキャッサバ芋のとろろ状にし熱したもの、ズッキーニの上にはベジミート、緑色の麺はズッキーニの千切で中華風味、そして玄米。
キャッサバ芋は、アマゾンが原種でブラジル人に好まれている食材。あのもちもちポンデゲージョはこの芋の粉を使っている。
ここの料理は、オーガニック食材を使っているだけあって、素材の味がしっかりしているのと、味付けがものすごく繊細で洗練されている。
シンプルながらも満足なランチでした。
食後はレブロンとコパカバーナの間にあるイパネマビーチまでお散歩。
私は、どんな音楽が好きですか?という質問にはいつもボサノヴァと答えていたので、イパネマビーチを歩いているなんて感動!
しかも、リオディジャネイロの空港の名前はアントニオ・カルロスジョビン!
べたなI love Ipanema Tシャツ買いそうになって踏みとどまった。
たぶん日本では着れない。
それにしても二人そろってこの町いいよね~話が止まらなかった。ブラジル人本当にいい人多いよね~話もとまらない。
ブラジルに1年くらい暮したら細胞が入れ替わって、ブラジル人みたいになるんじゃない?なんて真剣に考えている。
何年先かわからないけれど、カリオカ(リオディジャネイロ出身の人)になれる事を望んでいる私達なのでした~
※リオディジャネイロでベジタリアンレストラン関係の仕事があったら紹介して下さい!!
追記:3月16日に成田着で帰国します。その翌日17日から東京ビックサイトにて健康博というイベントで、薬効手染めのあるでばらんさんのお手伝いをしています。
健康おたくの方、ぜひお越しください!