3月5日
アルゼンチン・イグアスをお昼すぎに出発し、ブラジル国境へ。イミグレーションはタクシーに乗ったままのドライブスルー。こんなにあっさりした国境超えは始めて・・・。
国境の町からクリチバまでバスで10時間。
クリチバ到着後、バスターミナルで何か質問するにもブラジルはポルトガル語。ポルトガル語が理解できなくて、苦労していたら、「日本語できますか?」と日系の方が助けてくれて親切にいろいろと教えてくれた。
クリチバはサンパウロに次ぐ日系移民の多い町。
だから日本語を話す人も多いので、「ニホンジンです」といって会話できたのが、うれしかった。
その日のお昼は、一人で町をうろうろして市場にある日本料理店におもわず入ってしまった。
というのも、海外の日本料理店は中国人又は韓国人が経営してることが多いので、日本人から見たら微妙にちがうのだけど、さすがに日系人経営のレストランだと、日本人が食べている和食。旅人がブラジルで日本食を食べまくっている理由がようやくわかった。
TAKEというレストランは、ブッフェで計り売りのシステムのお店。
ブラジルではこの計り売りタイプのお店をよく見かける。食べ放題より合理的でよいかも。
野菜のかき揚げ、キュウリの酢の物、巻寿司、ガリ、わさび、豆腐、ヤキソバなどオーソドックスな和食が並ぶ。
お皿に一通り並べて300gで10R(約500円)。お味噌汁はサービスで付いていた。
久しぶりの和食に大感動。ブラジル産醤油東山(トウザン)が妙に愛おしく思えた。
翌日、ランチ営業のみ食べ放題のベジタリアンレストランGreen lifeへ。
入り口には品数豊富な自然食品。野菜やフルーツも販売している。
カフェテリアのような店内は、日曜日ということもあり、ほぼ満席。
料理は冷菜、温菜に分かれていて30種類くらいあり、別のコーナーにはデザートやジュースも置いてある。
まずは、カボチャベースの粟入りスープと冷菜を。
やはり日系人の影響を感じずにはいられないアイテムの数々。煮大豆、ポテトサラダ、豆腐の横にはショウガ醤油などなど。日本ではあたり前の事なんだけど、ショウガ醤油がウレシイ。
温菜では、玄米・ファジョーリ・ラザニア・キャッサバイモ・ボイルキャベツ・ベジミートの串カツ・揚げバナナ。
串カツ!!いつから食べてないだろう。郡司氏は3本も食べていた。
ほんのり甘いういろうのみたいなデザートと甘くないブドウジュース。
このブドウジュースがさっぱりしていて美味。
ここはお客さんも多いので、料理の回転がよくいつも新鮮な料理が並んでいる。
二人して動けないくらいに食べてしまいました~
料金1人17R(900円)、平日は14R。
2階にも客席があって、そちらも満席でした。
帰り際、日系1世らしき80歳くらいのおじいさんが「こんにちは。お元気ですか?」と話しかけてくれた。
こんなに遠く離れた国で、どんな苦労をされたのだろうと思うと胸が熱くなる。
でもその方々のおかげで、ブラジルには大満足の和食がそこらじゅうにあふれているのだから、和食に飢えてる旅人には本当にありがたい国なのでございます!!!