1月17日
ホンジュラス・コパンからグアテマラ・アンティグアまでバスで6時間。
グアテマラシティは治安が悪いとのことで、古都アンティグラの日本人経営の宿に泊まることに。
世界中にある日本人宿はなぜか独特の雰囲気があり、ちょっぴり苦手。だけど、治安の悪い国へ突入する前に、南米から北上してきた人から話を聞けたり、富永マップという有名な手書きの地図を手にいれたりとよい情報収集ができたのでよかった。
宿近くにある市場は、インディヘナ(先住民)の市が週3回あり、翌日がその日だったので、早起きして市場にむかった。
夜が明けてまもない6時すぎ、野菜が山積みにされたトラックが次々到着し、
民族衣装をきた女性たちが上手く荷物を頭にのせて、せわしなく歩いている。
しぼりたて山羊乳を販売してたり、
色とりどりのお花が販売されていて、抱え込むようにお花を持って歩いている人を何人も見かける。
この辺りのインディヘナは豊かな暮らしをしているのだなぁと思う。
興奮して市場散策をしていたら小腹がすいてきたので、パンとコーヒーの屋台で朝食を。
パンを縦半分にカットし、熱々のフリーホレス、粉チーズ、チリソースをはさんだものと、甘いパン、コーヒーで8Q(約100円)
左の寸胴鍋には出来上がったコーヒーが入っていてそこからすくって汲んでくれる。
みんなコーヒーが大好きのようで、市場で店番している人もつぼのような容器でコーヒーを飲んでいた。
その後、悪魔の岩と呼ばれる場所へ移動。タイミングよくはじまったマヤ生贄儀式をしっかり3時間ほど見学することになった。
生贄にする鶏にお酒らしき液体を飲ませ、参拝者の一人一人に呪文を唱えながら身体に鶏を擦り付け、その後静かに息を引き取らせて燃やす。
この一連の所作がなんとも印象的だった。
「いけにえ」という言葉のイメージからくる生々しさは全く感じられず、私達はあらゆるものに支えられて生きているんだという感謝の気持ちが湧き起こったのが以外だった。
マヤ時代より脈々と続く儀式を目の当たりにして、私達は変にハイテンションになってしまった。恐るべしインディヘナパワー。
翌日は市場で購入した野菜でスープを。
セロリ、ポロネギ、タマネギをゆっくり炒め、丸いズッキーニ、ジャガイモ、トマトを入れて煮込む。塩とほんの少しのお水だけでつくった野菜のエキスたっぷりスープ。
外食が続くと味が濃いので、やさしい味わいのスープを身体が求めていたみたい。
グアテマラ最後の夜は、宿付近のコメドールへ。
時間が早かったのかまだ店内にはお客さんがいない。
まずは、グアテマラ産ビールGalloで乾杯。
ピーナツをつまみながら料理が出てくるのを待つ。
そして、運ばれてきたベジタブルプレート25Q
カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、ハヤトウリ、トウモロコシにトマトのサラダ。ピリ辛スープにお米。
そしてトルティーヤとチリソース。
グアテマラではスープを注文したら、スープとは別皿で野菜を提供するらしいけれど、この野菜の大きさとボリュームにびっくり!!
スープが塩辛かったので、野菜に少しづつかけて食べたら丁度よいくらい。
ダイナミックなグアテマラ料理を堪能できた食事でした~