2009/09/04

スイス ベルン ヨーロッパ最古

8 月31日
チェコ・プラハから夜行バスで10時間。スイス・ベルンに到着。
チェコのバスネットワークはすごく、ヨーロッパ全土を網羅していて、スペイン・バルセロナまで28時間というバスまで出ている。
船なら我慢できるけれど、バスに28時間も乗ってられる人がいるのかしら・・・
 スイスで最も有名なベジタリアンレストランは、1898年に創業したチューリッヒにあるHiltl。現在で111年目というヨーロッパ最古のベジタリアンレストラン。
開店当初は、ほとんど周りの人々に理解されなかったという。レストランというよりは、病気を治す施設のような扱いだったとか。 今の日本でもベジタリアンに対しての理解はあまりないし、毎日何食べてるの?なんてよく聞かれるのに、100年以上もよくヨーロッパで営業を継続できたなぁとただ感心するばかり。
1970年代くらいから自然志向の人々が増え経営も安定し、近年の狂牛病騒ぎの時には、レストランに行列ができ、今ではチューリッヒの人気スポットになっている。
物価の高いスイスでレストランに行くのはちょっときびしいと思っていたら、ベルン駅内にベジタリアンのファーストフード式レストランをチェーン展開している「ティビツ バイ ヒルトゥル( Tibits by Hiltl )」があった!

このTibitsはスイスに4店舗、ロンドンに2店舗ありどこのお店も大繁盛!
ランチタイムはテラス席まで満席。

中に入ると、フード・ボートと呼ばれる楕円形のカウンターがあり、下には氷をひきつめ、上はライトを当てて料理が冷めないようになっている。40種類以上の料理はどれも美しくきれいでおいしそう~

インド料理を中心に、アジア・地中海料理をアレンジしていて、4代目のオーナーは新しいレシピを見つけるために世界中を旅し、従業員も40カ国をこえるらしい。

こちらも量り売り方式で、好きな分をお皿にとって、レジに持って行って料金を支払う。
レストランで食べる料金は100g4.1CHF(約360円)。テイクアウトは3.6CHFと少し値段が安い。

レンズ豆のコロッケ、ピーマンとクリームチーズのフライ、野菜たっぷりのキッシュ、酸味のきいたレンズ豆と赤パプリカ、セロリ・カシューナッツ・洋ナシのサラダ、メロンと豆腐のチャツネ風、ルコラとホウレンソウのサラダ。パンはサービス。13CHF

2色のニンジンとブロッコリーのボイル、タブリ、緑レンズ豆のサラダ、春雨、ターメリックライス、クリームポテト、トマトと豆腐のカプレーゼ。12CHF
文句のつけどころがないくらい全部おいしいです!!
レストラン紹介には、インド料理を中心にと書かれていたので、インドであきるほどインド料理を食べていた私は、またインド料理か・・・とあんまり期待していなかったのだけど、ここの料理は全部が洗練されていて、インドで食べたものとは全くちがう料理に仕上っている。
組み合わせも面白いし、酸味の効かせ方とか絶妙なので、もくもくと無言で食べていたら、機嫌でも悪いのかと郡司氏は心配してたみたい。
スイスフランを使いきるために、サモサとレンズ豆のコロッケ、ピーマンとクリームチーズのフライをテイクアウト。6.5CHZ

オーガニックワインやビールなどもそろっていて、量り売りなので少量をおつまみにしたり、カフェとして利用したりと、ベジタリアンではない人もここでの食事を楽しんでいる。
このお店がロンドンにできた時は、待ってました~とベジタリアンは大喜びしたらしい。
ヨーロッパ最古で、ロンドンでも大人気!なんて肩書きを持つベジタリアンレストラン、日本人が喜びそう~
もうすでに東京のどこかで支店を出す話決まってるかも!?