2009/09/13

スペイン サンチャゴ・デ・コンポステーラ ガリシア産

9月11日
ポルトガル・ブラガからスペイン・サンチャゴデコンポステーラまでバスで4時間。
EU内はパスポートチェックがないので特に国境越えを意識することもなく、20時過ぎに到着。
予約したホステルに到着すると、Free Sangliaが私達を出迎えてくれた。

スペインではサングリア飲みたいな、とバスで話してたので、こんなにスペインらしいサービスを受け大満足♪
自分はスペイン出身ではなく、ガリシア人だ!ガリシア出身者はスペイン出身と言わないんだよと教えてくれたホステルの受付のお兄さんと話していると、レストランのフライヤー見つけた。それにはスペイン語で、BIOだのECOだの書いてあったので、翌日のディナータイムに行く事を決定。
ちなみにこのレストランの営業時間はランチ13時から16時、ディナー21時から23時までというスペインタイム。
私達は日が沈むくらいまでは出掛けているので、20時くらいでお店が閉まると食事するのは難しいけれど、21時からオープンとなると安心して食べに行く事ができるのでありがたい。
コンポステーラ大聖堂をすぎ、レストランが集まる賑やかな通りから離れた静かな場所にCOMARCA54はあった。

メニューはなく、四角皿には温かい料理を、ボウル皿にはサラダを好きなだけいれる事ができ、それぞれにドリンクとパンがついている。(おかわりはなし)5EUR


トマトとチーズのブルスケッタ、緑レンズマメ煮、ジャガイモとナスのクリーム煮、キャベツとにんじん炒め醤油風味。
ここはベジタリアン専門ではなく豚肉のキヌア和えもあった。


レタス・トマト・グリーンピース・玉ねぎ・粟・パプリカとナスのマリネ。
ドレッシングに、オリーブオイルとビネガーを。
「たまり」と平仮名で書かれた醤油も置いてあった。この手のレストランでは醤油は当たり前のように置いてあり、ロンドンで行ったベジタリアンレストランには柳宗理デザインのキッコーマン卓上醤油が各テーブルにあった。
全体的にシンプルで薄味。最近、自分でつくる料理が塩分きつめになってきていることを実感した。
お客は私達だけだったので、食後に店員さんとゆっくり話ができた。
このお店の名前はどういう意味なのか質問すると、COMARCAはスペイン語で地区、ガリシア地方には53の地区があり、ここは54番目の新しいスペース(理想郷)という気持ちを込めて名前を付けたという。
そして、すべてガリシア産でオーガニックの食材だけを使って料理しているというかなりのこだわりぶり。
マクロビオティックではその土地で暮らすには、その土地のものを食べるのが良い(身土不二)とされているけれど、まさにそれを実践しているレストランだった。
親切でフレンドリーな店員さんは、帰り際に手土産でガリシア産のオイルサーディンを持たせてくれた。

オイルサーディンって食べた事ないんだけれど、断るわけにもいかないし、ありがたく頂戴した。
それにしてもこのお店、お客さん少ないけれど大丈夫かと心配。
こんなにこだわっているお店は貴重なのだから、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼後はこのレストランでガリシアを満喫してから帰路について~