2009/06/10

チェンナイ→イスタンブール 機内食と休息の日

6月8日
20日間のインド旅行は猛暑の中を、けっこうハードに動いていたけれど、食あたりもせず、体調不良にならなかったのが、ありがたいなぁと思いつつチェンナイ空港に向かう。
次の予定地、トルコ:イスタンブールまでは安いチケットなので乗り継ぎが2回もある。
Jet Airwaysでチェンナイを17:50に出発し、ムンバイに向かう。
2時間弱のフライトには、軽食が付いていた。
インド:ムンバイが本社のJet Airwaysでは、食事はベジ?ノンベジ?をちゃんと聞いてくれる。

白いクレープのようなものは、米粉を蒸したイドニー
カッテージチーズたっぷりの入ったカリー
スポンジ生地にシロップがたっぷりしみ込んだケーキは意外と甘さ控えめ。
これに、食後のCafeまで付いていた。
ちなみにインドの国内線は、飲酒が法律で禁じられていると、アテンダントが言っていた。残念。

予定時刻にムンバイに到着。
窓越しにみた街は、大都会だった。そういえば、インドにきてから都会をみてない。行く先は、騒々しい駅前か、聖地だったので、最先端のインドを感じれたのは、空港くらい。
国内線からバスで移動し、インターナショナルエアポートにむかう。

それにしても、飛行機は便利だけれど、空港の荷物チェックには毎回嫌気がさす。
しつこいくらいに何度も繰り返し、同じチェックをされる。
いつも絶対に引っかかるのが、郡司氏の持っているジンバブエの民族楽器のムビラ。
鍵盤が金属でできてる上に、あまりみない形なので絶対に質問され、その度に演奏している。
それは、微笑ましい光景なので、最初はわらえたけれど・・・
今回、郡司氏がもっていた50ccほどのインド産ブランデーを機内に持ち込むなとかなりうるさく言われた。
なんで??と尋ねたら、捨てるのが嫌ならここで飲め!と言われ、セキュリティーチェックの前で、ブランデーを飲むはめになった。
なんで??と首をかしげて階段を降りると、免税店には所狭しとウィスキーやらブランデーが販売されている。
というか液体の持ち込みをあんなにうるさくチェックするのに、なんで免税店は許されているのかわからぬ。
以前は、こんなにチェックはなかったのに、世の中が物騒になると一般市民まで疑いの対象になってしまう。地球上のすべての人が平和を願えばわずらわしいことは全てなくなるはずなのに。
などと結構ぶつぶつ言いながら免税店をうろうろしているとKFCを発見。
インドには何店舗もあるはずだけど、私達の滞在していた付近にはなかったので、うわさのベジバーガーを食べてみることに。

中身は、マサラ風味レンズ豆の薄いコロッケが挟まっていた。パンがぱさぱさしていてのどに詰まりそう。
これは、日本では、流行りそうにないわ。
予定時刻22:45にオマーン:マスカット行きが出発。
3時間ほどのフライトにも、しっかりと機内食が付いていた。

チャパティにライスにカリーにサラダにココナッツのデザート。
こちらは、アルコールOKなので、久しぶりに白ワインを頂く。チリ産。
まわりの乗客もこれでもか~というくらいビールやらブランデーやら飲みまくっていた。
インドはヒンドゥー教徒、オマーンはイスラム教徒。飲酒はよくないとされていると聞いているが、この飲酒・・・
みんなうっぷんたまっているのでは??

オマーン:マスカット空港では3時間フライト待ちの間、エアコンの効きすぎで体が震えてきた。もうがまんできないくらい震えてきたので、チケットカウンターの人に寒すぎる!!と言ったら、トイレにある手を乾かすためのドライヤーで温まってきたらと言われ、仕方なくしばらくトイレで暖をとっていた。
しかし、なんのためにこんなにエアコンの温度を下げているのか?みんな長そでのシャツを着ている。もちろん私だって、それなりに服を用意していたけれど、身体の芯まで冷えきって、身体が悲鳴を上げている。
その後、トルキッシュエアラインに乗って、ブランケットを2枚もらったけれど、震えは止まらず、熱まででてしまい、うなされたままイスタンブール到着。
機内食を食べている余裕なんてなかった。
空港についても、歩くのがやっとという感じでふらふらだった。
荷物が出てくるところで待っていたら、私達の荷物はマスカット空港に残ったままで、イスタンブールに到着していないことが判明。
私は、なにもできない状態だったので郡司氏がいろいろと手続きをしてくれていた。
トルキッシュエアラインが、翌朝に到着する荷物を取りにくるための費用を出してくれるというので、空港近くの送迎付きホテルを予約してそのまま直行した。
私は、秘かにありがたい・・・と思っていた。この体調で地下鉄なんかを乗り継いで市内に向かうのは絶対無理だと思っていたところ、費用負担してくれるというので、タクシーでホテルまで送ってもらい、倒れこむようにベットで1日中寝た。
ベットの中で、高熱にうなされながら「もうだめだ」と寝言をいってたみたいなので、郡司氏はかなり心配してくれてたみたいだけれど、翌朝には、すっかり元気になっていた。
恐るべしこの回復力と自分で思った。
朝食も普通に食べた。

セルフサービスで、チーズ・トマト・オリーブ・山盛りのパン
昨日は、ほとんど意識不明状態だったので、この朝食メニューで、あ~ヨーロッパ圏に入ったという実感ができた。

費用負担の件でもめたけれど、無事に荷物も到着したので、トラムに乗ってイスタンブール旧市街地にむかった。
結構揺れるうえに大混雑の中を30分ほどで到着。もしあの体調の中、これに乗っていたらと思うと恐ろしい・・・。
荷物が届かなかったのは、休息をとるためだったのではと、思わず感謝した。
きっと、神様が与えてくれた休息。ありがとうございました。