2月8日
エクアドル・キトからクエンカまで8時間。
クエンカにはバスで30分ほど行ったところに温泉がある。
グアテマラにも温泉があったけれど、日程の都合で行けなかったので、今回こそは絶対に!!
ということで、遺跡を巡り、ペルー行き夜行バスの出発時間の間、温泉へ向かった。
ホテルの温水プールといったところで、乳白色・無臭の源泉が、プールの端から湧き出ていた。入場料2.5$
気温20℃、けっこう涼しい。お湯はぬるいので源泉がでるところにへばりついて暖をとる。身体があったまると泳いだりして、2時間くらいプールに浸かっていた。
幸せな気分でペルーへ向う。
クエンカからペルー・ピウラまでは14時間。
途中、バスを乗りかえたら席がないなどと言われて、1時間くらい変なところに座らされたり、深夜なのでイミグレーションが閉まっていて、2時間くらいバスで待ったりして、翌朝9時すぎにようやくピウラに到着した。
9時半には目的地カハマルカに向かうための中継点チクラヨ行きのバスが出発するというので、急いで買出しにでかけると、バスターミナル付近に屋台があった。
エクアドルでもよくみかけた醤油味のチャーハンは、中華料理の影響をうけ、国民食にまでなったというが、こちらペルーもそのよう。
パパレジェナというポテトコロッケとセビッチェ(魚介のマリネ)がついて2.5ソル(約100円)
チクラヨまでは3時間。そして、チクラヨからカハルマカは8時間。
カハルマカに到着したのは深夜1時をまわっていた。
タクシーにのり中心地にむかうと、雨が降っているにもかかわらず、広場に人がたくさんいた。どうやらお祭りらしい。
ホステルにチェックインし、眠ったのは3時をすぎていた。
翌朝、ホステル近くのレストランで朝食を。
日曜日ということもあって、けっこう賑わっている。
カフェオレを頼むと、ポットサービスで自分の好みの分量をカップについでくれる。予想以上に濃いコーヒーだった。2.5ソル
カモミールティは、生葉で登場。1.5ソル
オリーブ入りサンドイッチを注文すると、
見た目あんパンかと思うくらいのオリーブが入っていた。1.5ソル
この辺りはオリーブも生産しているみたい。オリーブの割合が多すぎて、ちょっと塩辛すぎるサンドイッチでした。
その後、近くの市場へ向う途中、かわいらしい帽子をかぶったインディヘナの人達が、路上でいろいろと販売している。
ゆでたトウモロコシと空豆。
塩味をほとんど感じなく、ほんのり甘味のチーズはまるで木綿豆腐のよう。わさび醤油で食べたらおいしかった~
市場の建物の中にはいると、カラフルなサルサ屋さんを発見!
ホウレンソウ・ニンニク・レモンでできたピュレを購入。
お昼ごはん用にカット野菜や、パンも購入。
ココナッツベースのお菓子や、カカオと砂糖がしっかり混ざってないような、じゃりじゃりしたチョコレートも購入。
たのしいショッピングでした。
お昼ごはんを食べ、情報収集をすませた後、待ちにまったインカ温泉へ。
カハマルカは、インカ最後の皇帝が、スペインの侵略から逃れるために過ごした町。そして温泉で保養中に捕まってしまい処刑されたという歴史をもつ温泉場が近くにある。
温泉に入れる!というだけで30時間にも及ぶバス移動が我慢できたようなもの。
窮屈な乗り合いバスで20分ほどのところに巨大温泉施設はあった。
奥には湯畑があり、右側の小屋は、皇帝が入っていたといわれる湯船。プレインカの遺跡があったりと、歴史を感じざるを得ない温泉場。
100以上も個室があり、左手にみえるのが私達が利用したお風呂。
お風呂の大きさによって料金が異なる。私達は1人5ソル(約180円)の部屋を予約し、日曜日という事もあり、番号が呼ばれるまで1時間くらい待った。
浴槽は、大人2人が横になれるくらいの広さ。ちゃんと掃除もしてくれて、源泉を自分達のためだけにじゃんじゃん使えるという贅沢を味わえる。
日本のように、塩素をがんがん入れた上に、循環までしているような温泉とは訳がちがうのでございます。
源泉は70℃と高温。水で調節しながらほどよい加減の湯船につかる。1部屋の使用時間は25分。そんなにせかされないので自分たちのペースでまったりと・・・・
今回は、バスの移動がかなり長いので疲れ果てていたけれど、温泉効果でもうしばらくがんばれそうだ!