2009/04/20

中国 広西省:桂林 桂花の香りに酔いしれる

4月18日
韶関より桂林までの夜行列車が、混んでいて寝台車が満席。
6人掛け(向かい合わせ)の硬い椅子席での10時間はかなり辛かった。
ほとんど眠ることもなく、朝7時前に桂林に到着。
桂林は、中国を代表するような観光地で、駅を降りた瞬間から
客引きがすごい!そして、しつこい!
こちらは、ひたすら「プ~ヨ~(不要)」「メイヨ~(いりません)」と繰り返すのみ。
中国にきて、この二つの単語を何度くりかえしたことか・・・

ホテルも決まり、近くで朝食をとることに。



桂林では、米粉の麺類が主流のようで、平麺と細麺の2種類があり、
あっさりしたスープに、細かく切ってあるたけのこ、ネギ、インゲン豆など入れて食べた。
蒸したての包子も一緒に食べて、2人で10元。

街には大きな川が緩やかに流れていて、緑豊かな街路樹は
深い霧につつまれていて、美しい場所だなぁ~と感動。
川沿いにはベンチがあり、公園もいっぱいあるので屋台をよく見かける。



ニラ入りの餅粉の生地にピリ辛の刻んだたけのこが入っている。(2元)
熱々でもちもち。冷たいビールがあればサイコーなのに・・・

せっかく観光地だし、雰囲気のよいお店で夕食をとろう!ということで
象山公園付近の飲食店が立ち並ぶ場所へむかう。



この辺りの名物の鯉や川魚を食べている人を横目にみつつ、
まずは桂花茶を注文。



きんもくせいの花びらがコップにうかぶ・・・

緑茶にほどよく香りが移り、一口飲んだら、体がとろけたような気分に。
飲んだ後からこみあげてくる穏やかな香りは、まるで高級白ワインのよう。

きのこのスープと桂花豆腐を注文。



桂花豆腐は、きんもくせいに見立てた料理のようで、
本来は豚肉も入っているようだけど、抜いてくれた。
スープも豆腐も、一口食べて大絶賛!!
味付けで言えば、両方とも素材の味を活かしたほんのり塩味なんだけど、
えっ?なんで?こんなにおいしいの?
なんで?なんで?と思っているうちにおなかいっぱいに。

上品な味付けは、桂花茶と共にいただくと、口の中で旨みが倍増。

ポットのお湯を2回もおかわりし、食べ終わった頃には
まったりとしたほろ酔い気分に・・・

このメニューに白ご飯2つ追加して38元。
2人だと、一品の量が多いので2品くらいしか注文できないのが残念。
大勢できていろんな種類食べたいよ~