2009/04/23

中国  雲南省:昆明 穏やかな空気に平和ぼけ・・・

桂林から石林までは、寝台列車で16時間。
苦行のような前回の列車と違い快適に到着。
石林では、そんなに親切にしてもらっていいの?と思うほど、観光に力を入れている。
その分、レストランなども料金設定が高いのが悲しい・・・
石林から昆明までは、バスで1時間ほど。
この街にきたのは、ベトナムへ国境越えをするため。
標高1900m、年間を通してすごしやすいこの街は、旅人も多く集う。
私たちは、金波という古い建物が残るエリアのthe Humpゲストハウスに宿泊することに。
開放されたテラスでは、旅に疲れたバックパッカーの憩いの場所に・・・



テラスからは、中心街が見渡せる。



久しぶりのリラックスモード。
中国に入ってから常ににぎやかな中国人に囲まれていたので・・・

夕食は、近くで壷のような容器に入った麺を食べる。(1人前8元)
20cmほどの壷に熱いスープが入っていて、その中に好みの具を入れる。
私たちは、野菜セット(ねぎ・にら・ミント・薄く切ったきのこ)を注文。
最初に鶉卵をいれ、野菜を入れ、赤みかかった米粉麺を入れ、まぜて食べる。
鳥ガラベースのあっさりしたスープは、底のほうにくるみなどの細かくきった木の実が
入っていて、ミントが絶妙なアクセントになる。
店の入り口では、2cm角の豆腐をじっくり火であぶったものを10個3元で販売していた。


食後は、繁華街をお散歩。
大きなデパートがいくつもあり、幅50mほどの歩行者天国が数100mもつづく。
メイン通りから一つ違う通りを歩くと庶民的な店が連なる。
小さな飲食店が集まる一角があったので、入り口にいくと、
その瞬間に、メニューを持った人が、7~8人寄っててきた。
わっ!と思ったけど、時すでにおそし・・・
その集団がいなくなると、私のかばんのチャックが開いていて、
中のカメラがなくなっていた・・・

カメラがなくなったことにすぐ気づいたので、周辺を探したけど、あきらめて警察へ。
近くの警察にいくと、6人くらい男性警官がいたけど、誰も英語が話せないという事で、
3件となりのデザート屋さんに連れて行かれて、そこの店員さんが通訳してくれた。
その後、英語のできる女性警官が登場。
すると、1枚用紙を渡されて、英語で状況を書いてくれという。
そんな~ただでさえ動揺してるのに、急に「盗まれた」なんて単語が出てきません・・・
親切な女性警官は、自分の携帯電話の翻訳ソフトで、一緒に英文考えてくれた。
次は、電話で英語を話せる警官に同じ質問を受けることに。
電話の周りでは、けんかした男女がわぁわぁ話してるし、英語は聞き取りにくいし、
つらいわ・・・
1時間くらいたって、ようやく被害届けを受け取った。
最後に女性警官は、「ゆっくり眠ってね。」とジェスチャーで伝えてくれた。

昆明にきてから、出会った中国人に親切にしてもらっていたから
気がゆるんでいたことに反省・・・
それに、旅が始まって1ヶ月もたたないのに、盗難にあうなんて・・・
カメラの中には、前回のブログで書いた桂林のレストランにリベンジした時の写真や、
石林で食べた花瓜の料理の写真とか入っていたのに~

実は、今日すでに盗まれたカメラと同じものをネットで購入した。
5月にバンコクで妹一家と合流することになっていたので、
その時にもってきてもらうつもり・・・
でも、中の写真データは絶対に返ってこないもの~
つらいわ~

どちらかというと、あまり落ち込んだりしないタイプだと思っていたけど、
この気候のよい昆明で、ブルーな時間を過ごすはめになってしまったのでした・・・