2009/04/30

ラオス ビエンチャン メコン川沿いの屋台

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ベトナム:ハノイからラオス:ビエンチャンまでの、20時間の国際バスは、なかなかすごいものだった。

VIPバスだと料金をだまされ17$を30$で買わされていたし、なぜか客席を貨物のように使っていて、夜中に途中で止まったかと思うと、米袋を通路に山積みに置き始めるし、座席の下から鉄板を取り出して、資材置き場に搬出するために、全員下ろされるし、出入国では、1ドルの賄賂のようなものを取られるし、それにごねてる人がなかなかバスにのってこないので、2時間近く国境で待たされるし・・・



ビエンチャンに到着した時には、疲れをこえて放心状態になっていた。

ようやくたどり着いたのに、大型連休前でホテルには「FULL」の表記がされていて、何軒もまわって空いてるゲストハウスを見つけた。

バスで出会った熊本のおじさんとビールを飲みにいく約束をしていたので、メコン川沿いにある屋台が連なる場所へ向かった。

貧乏旅行をブログに書いているという還暦すぎたおじさんは、足が丈夫なかぎりは、旅を続けたいと語っていた。

英語も何もほとんどしゃべれないけど、いつも誰かが助けてくれるし、ハプニングがあるとブログにも書けるので、それも楽しいとうれしそうに話す姿を見ていると、20時間のバス旅も、それはそれでよかったのかという気分になれた。

ビールを何本か飲んで、おじさんと別れた後、私たちは、まだおなかがすいていたので、別の屋台に向った。



屋台でみつけたライスボールは、それを潰したものに、ライムとナッツをまぜて、ハーブやレタスをまいて食べる。(15000kip)



ネギ、ニラ、ナッツがたっぷりのったヌードルは、あっさりした味でおいしかった~(10000kip)



ラオスでの食事は、まる1日ほとんど何も食べてない胃袋にやさしい穏やかな味付けでした。




ベトナム ハノイ 擬似ベジタリアンレストラン

4月28日
朝食に、ホテルの近くの地元民の集うカフェに向かうと、ドリンクメニューのみで、フードメニューはおいてなかった。
サンドイッチが食べたかったので、サンドイッチを買いにいって持ち込みでお茶することにした。
クリームチーズとフライドオニオンとパクチーのシンプルなものを注文。(10000tg)


カフェに集うのは、なぜか男性が目立つ。緑茶を注文。



昼食は、駅前の大きな通り沿いにあるベジタリアンレストランNang Tamに向った。
通りの入口から奥にいくと、ガラス張りの店内が見えた。



客席の入り口の横が厨房。



メニューには、魚・鳥肉・牛肉といった料理内容が書かれているが、それを似たように作った料理がでてくると、事前に調べて知っていた。
私は、魚の煮付・焼き鳥・クリームチーズフライなどと書かれているのを注文。



最初に見たときに、「えっ!ほんとにここはベジタリアンのお店なのか?」と疑ってしまった。ベジタリアンとノンベジタリアンが一緒になっているお店も多いので、もっとちゃんとメニューを見てから注文すればよかったと一瞬後悔してしまうほど、本物そっくりに作ってある料理だった。
魚の皮は、なすびを使って艶っぽい黒色にしてあり、骨に似たようなものまで入っていた。
焼き鳥の食感も、そのものだった。
郡司氏の料理は、ローストチキンとビーフがメイン。



トマトの中に豆腐ペーストが入っていてその上に、ベジミートをのせてグリルしたものや、サクサク衣のサツマイモのコロッケも付いていた。
これに、ご飯と豆腐とトマトのスープが付いて、60,000tg

平日のランチタイムでも、地元の人でにぎわっていたが、ベトナムの仏教徒は、旧暦の14・15日と30・1日は精進料理を食べる習慣があるらしく、その時は、このお店は非常に込み合うようだ。
それにしても、ここまで作り込んでまでも、肉や魚もどきを食べたい!と思うのかと疑門を持ってしまう。
こんなに工夫して料理するほど、肉や魚の味は魅力的なのかしら・・・

2009/04/27

ベトナム ハノイ 激安!ビアホール

5年ぶりのハノイの街は、以前に比べて、ものすごいバイクと人の量に少しがっかっりした。
5月1日のメーディを中心に大型連休があるというので、ベトナムはどこにいっても、混雑しているという。
私たちは、ルート変更して、ハノイからラオスの首都ビエンチャンへバスで移動することにした。

夕食は、宿の近くのビアホールのような場所で食べることに。



ベトナム人は、野外で食べたり、飲んだりするのが好きなようで、
お店のほとんどは、半分が外のようなつくりになっている。

ウィ君に書いてもらった紙を見せて、
他のお客さんが食べているものを指差しながら注文する。

揚げだし豆腐にたっぷりのネギとレモンバームがどっさり。



パサパサのチャーハンの上には、フライドオニオンがたっぷりのっている。



ゴーヤチャンプルー



本当に苦い味がすると沖縄生活経験者の郡司氏は妙に喜んでいた。
画像を追加
ハノイドラフトビールは、グラス1杯6000tg(約35円)



アルコール度数10%のビールは、コクがあり、飲みやすい!
怖いくらいグビグビいけてしまう・・・

なぜかとなりに座っていたおじさまと意気投合。



日本語で「かんぱい!!」
その後、ビールを各2杯づつごちそうになりました。

日本のビールのアルコール度数は6%くらいですと
おじさまに話すと、「え~?それはちょっと・・・」と不満足そうだった。

缶ビール(8000tg)の値段よりも安い生ビールが置いてある店は、どこでも大繁盛。
そりゃ缶より生ビールの方が安いのは、缶詰めするよりコストがかからないからだろう。
変な小細工するよりも、単純に日本もそうすれば、ビールの需要はもっと高まると思う!!
おいしいものをより安く!という発想に変えてくれれば、いいのになぁ

夜はひんやり涼しいハノイの街は、ビールでほどよく酔うには気持ちよすぎる・・・

ベトナム ハロン湾 1泊4食付ツアー

4月25日
昆明では、陸続きでベトナムへ向かうための情報がほとんどなく、
とりあえず国境の河口行きのバスに乗った。
ベトナムは、中国語では「越南」
たしかに国境の河口に向かう10時間は、いくつもの山を越えた。
見渡す限りのびわ、水田、茶畑、バナナ、パイナップル・・・
山一面が開墾されている風景に唖然。さすが大国だ~
河口につく頃は、辺りは暗くなっていて、さすがに不安になってきたので、
バス席の隣りにいたベトナムからの留学生に、声をかけると、
ハノイまで里帰りするというので、一緒に行動してもらうようにお願いした。
学生のウィ君は、まさに神様のお使いか?と思うほど、
私たちをスムーズにベトナム・ハノイまでエスコートしてくれた。

中国との国境、ベトナム:ラオカイで食べたフォー
昆明も米麺が主流だったけど、ベトナムの米麺の方が
歯ごたえがあって私的にはこちらが好み。
あっさりとしていて長旅の疲れも癒される~



「お肉食べれません」もベトナム語に訳してもらったので今後も安心。

ハノイには、翌朝5時に到着。
朝めざめると、ウィ君は私たちの寝台部屋の前で待っててくれた。
小雨振る中、別れを告げ、駅前のCafeで濃厚で甘いベトナムコーヒーを飲んだ。

そして、そのままの勢いで、ハロン湾に行く事をきめたので、
老舗のツアー会社シンカフェに申し込みに向かうと、
当日にもかかわらず、1泊2日のツアーに参加できた。

私は、ハロン湾は2回目で、2004年2月に一度行っている。
今回、びっくりしたのは、ツアー客がめちゃくちゃ増加していた事。
たしかに、週末ということもあっただろうけど、世界各国の人が
ハロン湾に集まっているという印象をうけた。

初日のランチは船の中で。
船内で、料理の仕込みをしている。




アサリの香草蒸し、イカとたまねぎ炒め、トマト風味の厚揚げ豆腐、
揚げミニ春巻き、ポテト、きゅうりのサラダ。
写真以外に蒸し魚の生姜風味と白米とキャベツのにんにく炒めもついていた。
私たちは、淡白な味付けをおいしくいただいていたけど、
同席のオーストリア人は、味がない・・と言って料理に醤油やら塩を
おもいきりかけて食べていたし、
インド人は、カリーとチャパティを持参して食べていたし、
台湾人と韓国人は、追加オーダーして、カニや貝などを
おもいっきり食べまくっていた。
なんとなく国民性がでているなぁと思ってまわりを見ていた。

4時間ほどのクルーズが終わり、夕食はホテルで。



ジャガイモのスープが増えたくらいで、お昼と内容は変わらず。
鯖のトマト煮込みもついていた。

朝食は、パンとオムレツにチーズ。
バケットの外皮は、若干やわらかいので、バッリっとしてないのが、残念。
それはそれで、麩みたいでおいしいのだけど。



バケットは、フランス領時代の名残だと思う。
街中でも、バケットを頭に載せて販売している人が多い。

船を下りて、広い店内で昼食をいただく。



料理内容は、先日の昼食と夕食のメニューとほとんど変わらず。
このツアーに参加した人は、ベトナム料理はこれだけか!と思ってしまうだろうなぁ・・・
本当は、いろいろあるのに。
それにしても、この食堂は1回に数100人はこなしていると思うと、従業員だとたいへんだろうなぁと思ってしまう。

鳥の鳴き声が聞こえ、蝶が舞う、世界遺産のハロン湾のクルーズは、離島のホテルに1泊、食事が4回、ハノイ市内のホテルに送迎付で38ドル。

世界中から人が集うのも納得できる。

2009/04/23

中国  雲南省:昆明 穏やかな空気に平和ぼけ・・・

桂林から石林までは、寝台列車で16時間。
苦行のような前回の列車と違い快適に到着。
石林では、そんなに親切にしてもらっていいの?と思うほど、観光に力を入れている。
その分、レストランなども料金設定が高いのが悲しい・・・
石林から昆明までは、バスで1時間ほど。
この街にきたのは、ベトナムへ国境越えをするため。
標高1900m、年間を通してすごしやすいこの街は、旅人も多く集う。
私たちは、金波という古い建物が残るエリアのthe Humpゲストハウスに宿泊することに。
開放されたテラスでは、旅に疲れたバックパッカーの憩いの場所に・・・



テラスからは、中心街が見渡せる。



久しぶりのリラックスモード。
中国に入ってから常ににぎやかな中国人に囲まれていたので・・・

夕食は、近くで壷のような容器に入った麺を食べる。(1人前8元)
20cmほどの壷に熱いスープが入っていて、その中に好みの具を入れる。
私たちは、野菜セット(ねぎ・にら・ミント・薄く切ったきのこ)を注文。
最初に鶉卵をいれ、野菜を入れ、赤みかかった米粉麺を入れ、まぜて食べる。
鳥ガラベースのあっさりしたスープは、底のほうにくるみなどの細かくきった木の実が
入っていて、ミントが絶妙なアクセントになる。
店の入り口では、2cm角の豆腐をじっくり火であぶったものを10個3元で販売していた。


食後は、繁華街をお散歩。
大きなデパートがいくつもあり、幅50mほどの歩行者天国が数100mもつづく。
メイン通りから一つ違う通りを歩くと庶民的な店が連なる。
小さな飲食店が集まる一角があったので、入り口にいくと、
その瞬間に、メニューを持った人が、7~8人寄っててきた。
わっ!と思ったけど、時すでにおそし・・・
その集団がいなくなると、私のかばんのチャックが開いていて、
中のカメラがなくなっていた・・・

カメラがなくなったことにすぐ気づいたので、周辺を探したけど、あきらめて警察へ。
近くの警察にいくと、6人くらい男性警官がいたけど、誰も英語が話せないという事で、
3件となりのデザート屋さんに連れて行かれて、そこの店員さんが通訳してくれた。
その後、英語のできる女性警官が登場。
すると、1枚用紙を渡されて、英語で状況を書いてくれという。
そんな~ただでさえ動揺してるのに、急に「盗まれた」なんて単語が出てきません・・・
親切な女性警官は、自分の携帯電話の翻訳ソフトで、一緒に英文考えてくれた。
次は、電話で英語を話せる警官に同じ質問を受けることに。
電話の周りでは、けんかした男女がわぁわぁ話してるし、英語は聞き取りにくいし、
つらいわ・・・
1時間くらいたって、ようやく被害届けを受け取った。
最後に女性警官は、「ゆっくり眠ってね。」とジェスチャーで伝えてくれた。

昆明にきてから、出会った中国人に親切にしてもらっていたから
気がゆるんでいたことに反省・・・
それに、旅が始まって1ヶ月もたたないのに、盗難にあうなんて・・・
カメラの中には、前回のブログで書いた桂林のレストランにリベンジした時の写真や、
石林で食べた花瓜の料理の写真とか入っていたのに~

実は、今日すでに盗まれたカメラと同じものをネットで購入した。
5月にバンコクで妹一家と合流することになっていたので、
その時にもってきてもらうつもり・・・
でも、中の写真データは絶対に返ってこないもの~
つらいわ~

どちらかというと、あまり落ち込んだりしないタイプだと思っていたけど、
この気候のよい昆明で、ブルーな時間を過ごすはめになってしまったのでした・・・

2009/04/20

中国 広西省:桂林 桂花の香りに酔いしれる

4月18日
韶関より桂林までの夜行列車が、混んでいて寝台車が満席。
6人掛け(向かい合わせ)の硬い椅子席での10時間はかなり辛かった。
ほとんど眠ることもなく、朝7時前に桂林に到着。
桂林は、中国を代表するような観光地で、駅を降りた瞬間から
客引きがすごい!そして、しつこい!
こちらは、ひたすら「プ~ヨ~(不要)」「メイヨ~(いりません)」と繰り返すのみ。
中国にきて、この二つの単語を何度くりかえしたことか・・・

ホテルも決まり、近くで朝食をとることに。



桂林では、米粉の麺類が主流のようで、平麺と細麺の2種類があり、
あっさりしたスープに、細かく切ってあるたけのこ、ネギ、インゲン豆など入れて食べた。
蒸したての包子も一緒に食べて、2人で10元。

街には大きな川が緩やかに流れていて、緑豊かな街路樹は
深い霧につつまれていて、美しい場所だなぁ~と感動。
川沿いにはベンチがあり、公園もいっぱいあるので屋台をよく見かける。



ニラ入りの餅粉の生地にピリ辛の刻んだたけのこが入っている。(2元)
熱々でもちもち。冷たいビールがあればサイコーなのに・・・

せっかく観光地だし、雰囲気のよいお店で夕食をとろう!ということで
象山公園付近の飲食店が立ち並ぶ場所へむかう。



この辺りの名物の鯉や川魚を食べている人を横目にみつつ、
まずは桂花茶を注文。



きんもくせいの花びらがコップにうかぶ・・・

緑茶にほどよく香りが移り、一口飲んだら、体がとろけたような気分に。
飲んだ後からこみあげてくる穏やかな香りは、まるで高級白ワインのよう。

きのこのスープと桂花豆腐を注文。



桂花豆腐は、きんもくせいに見立てた料理のようで、
本来は豚肉も入っているようだけど、抜いてくれた。
スープも豆腐も、一口食べて大絶賛!!
味付けで言えば、両方とも素材の味を活かしたほんのり塩味なんだけど、
えっ?なんで?こんなにおいしいの?
なんで?なんで?と思っているうちにおなかいっぱいに。

上品な味付けは、桂花茶と共にいただくと、口の中で旨みが倍増。

ポットのお湯を2回もおかわりし、食べ終わった頃には
まったりとしたほろ酔い気分に・・・

このメニューに白ご飯2つ追加して38元。
2人だと、一品の量が多いので2品くらいしか注文できないのが残念。
大勢できていろんな種類食べたいよ~

2009/04/19

中国 広東省:禾昌 望診による漢方茶

4月17日
桂林に向かう夜行列車の時間が、21時前だったので、
80kmほど離れた町にある金華鶏石に行くと、郡司氏は観光案内所で、
ルートを確認していた。

出発前に、ホテル近くで昼食。



炒飯と四宝豆腐(22元)

炒飯は、少し塩分が強めだったけど、パラパラ具合が、ばっちり。
揚げた豆腐はふわふわで、ネギ・にんじん・生姜・にんにくがたっぷり入っていて、
これに山盛りの白米がついていたのに、二人で完食。
おいしい料理に、食欲も回復したみたい。

バスを乗り継ぎ、目的地に向かうが、中継点でバスが連結していないことが判明。
バスターミナルでは、あっちで乗れ、こっちで乗れとふりまわされ、
親切な人に相談していると、電車がいいのでは?という事で、
バイクタクシーにヘルメットなしで3人乗り!!で駅に向かった。
駅についても、電車の乗り継ぎも悪く、郡司氏はがんばっていたが、
結局、断念することに・・・

時間ができたので、駅付近を散策していると、
なにやらおもしろそうなお店を発見。



どうやら漢方茶のお店のようで、店員さんに
英語で話しかけたけど、ぜんぜん通じず、どれか飲みたい~と
身振り手振りで伝えていると、
相手も何かをつたえようと、話し続けている。
すると、舌を出せとポーズをとるので、
舌を出すと、「うんうん」とうなずきながら、やかんを持ち
3種類ほど配合して、お茶を出してくれた。

すごい!私が訳のわからない事を言ってる間に、顔を見て、
舌を見て、一瞬の内に判断できるなんで、
弟子にしてください!と思った。

苦いけど、嫌な感じのしない黒茶褐色のお茶を飲みながら、しばらくそこにいると、



次々と人が訪れ、「どこどこが調子が悪い」のようなことを話していた。
お店のお兄さんは、「うんうん」とうなずいて、すばやくお茶を配合していた。

この方が、近所に住んでたら、用事もないのにおじゃまして、
いろんな話ききたいわ。

まるで、お茶を飲みに来たかのような満足感で、この町を後にした。
これも、石神さまのご加護かな・・・

追伸:冷房のききすぎで、風邪気味だったのと、なぜか少し腫れていた右眼が、
過酷な夜行列車に一晩すごしたのもかかわらず、翌日には、なおりました~

中国 広東省:韶関 おかゆ三昧

4月15日
泰山から韶関までの移動は長く、夜行列車で約19時間。
朝、馴染みのないにおいで目覚めると、まわりの中国人たちが
朝食を食べていた。
ほとんどの人が、ビックサイズのカップラーメンにゆで卵や
ソーセージなどの加工肉食品を数個も入れて食べている。
朝からその食欲は何??
こちらは、においだけで酔ってしまいそう・・・

韶関駅に到着したのは、16時頃だった。
観光案内所で相談して、ホテルを探して、洗濯を山盛りして、食事に向かった。

大きな橋を渡ると、繁華街があり、そこでよい感じのお店を発見。



夕食時でにぎわう店内には、なぜかメイドさん風の店員さんが・・・



飲茶のワゴンサービスもあり、例の「不要 肉」という紙をみせて
食べれるものを聞いてみる。



高菜のお粥ときのことセロリの蒸し物



白菜と包子



どこのお店に行ってもそうなのだが、言葉が通じないのにもかかわらず、
あれこれいうので、店員さんは私たちに接客するのが、大変だと思う。
私は、肉抜きだけど、郡司氏は食べるので、店員さんは頭が混乱してきたみたいで、
残念ながら包子は、豚肉入りのものが出されてしまったので、
ほんのり甘い皮だけ食べた。

このメニューに郡司氏が注文した餃子を入れて28元。

この辺りは、きっとお粥をよく食べる地域なのか、帰り際に見たのは
ケンタッキーがお粥の朝食メニューをやっていますという大きな広告だった。
さすが、世界中に店舗を広げるKFCは、柔軟性があるなぁ・・・
(インドでは、ベジバーガーもあるらしく、食べてみたいと思っている)

翌日の朝食は、丹霞山の入り口で青菜のお粥とザーサイ入の麺。(2つで10元)



めちゃくちゃ熱い上に、生姜がたっぷり入っていて、汗をいっぱいかきながらの食事は、
健全な朝食だと思う。

夜行列車の食事に、朝食のお粥サービスが始まることを願う。

2009/04/18

中国 山東省:泰山 飛老賓館でデトックス?

4月12日
深い朝霧の中、筆談にてようやく青島駅に到着。
数分後には泰山行きの電車があったので、平気に横入りしてくる中国人に
負けぬようがんばりつつ、電車に飛び乗った。
日本が技術提供しているの?と思われるほど、内装も外装も新幹線にそっくりな電車は、
快適で、3時間弱で泰山に到着。
外にでると、曇り?というか空気汚染? 空がすごく低く感じた。
とりあえず、観光案内所のような便利なところもなさそうだし、英語も通じないし、
駅前近くの大きなホテルにていろいろ質問していた。



といっても大半が筆談で、英語での会話はほとんど交わされなかった。
その飛老ホテルは1泊1部屋280元。私達は、1泊100元くらいのホテルをさがしていたので、
どこかに安いホテルはないですか?と尋ねると、値段交渉をしたつもりもないのに、
1泊100元にあっさり値下げしてくれた。
どんな値段設定なのか?わからぬまま快適な部屋を案内してくれた。

ホテルの隣が、銀座商店という大きなデパートだったので、好例の食品売り場へむかう。



南国のフルーツや、鮮魚、様々な肉類、ザーサイ類、加工品など、
ありとあらゆるものがなんでもそろうし、種類も豊富。
ちなみに中国製品以外は見かけなかった。



乾物と雑穀のコーナーで写真を撮っていたら、公安に注意を受けたので、撮影断念。

その後、近くの食堂へ向かう。
「不要 肉。不要 味精。」と紙に書いたものを見せて定員さんと相談する。


びっくりするほど塩味の青菜と干し椎茸炒め。



水餃子ニラたっぷりの水餃子。生にんにくが少しきつめ。
ほとんど、味のない素麺。合計18元。

残念ながらあまり味のバランスのとれてない調理に、少しがっかり・・・
食後、きょろきょろ周りを見てたら、韓国から旅行中のにぎやかな家族が一緒にたべるか?と誘ってくれた。でももうおなか一杯なの~というと、50度くらいする焼酎を1杯勧めてくれたので頂くと、内臓ががカッと熱くなった。

その夜、私たちは、二人揃って、食あたりのような症状になり、
次の日はベットの中で1日中過ごすはめに。

私は、中学生の部活の合宿時と、高校生の修学旅行の時に集団食中毒にあっているので、
これくらいの症状は食中毒ではないのは、わかっていた。
どうやら出発準備や旅の疲れが、快適なホテルで怒涛のように溢れ出たみたい。

食欲がないので、水とフルーツだけ食べていたら、回復後はまるで断食明けのように、
身体が軽くなって、ここしばらく悩みの種だった右肩の神経痛がうそのようになくなっていた。
まさか、ここにきて、体質改善できるなんて~
転んでもただでは起きまへんで~といったところかしら?