モニュメントヴァレー・グランドキャニオンを巡り、クリスマスはセドナで過ごした。
クリスマスといっても私達は普段と変わらない。クリスマス料金でモーテルも普段よりディスカウントしていたので、嬉しかったくらいかな。日本はホテルやレストランの値段が跳ね上がるのに・・・
25日にフェニックスの町を車で走っていると、ガソリンスタンドと併設しているコンビニを除いては、見事に全部のお店が休業していた。
あらかじめ予期していたので、モーテルで自炊。
翌日、朝からフェニックスにあるハード美術館へ向かう。
ハード美術館は、ネイティブアメリカンの美術品が多数展示されている。私はネイティブアメリカンのアートや生活を無知の状態で作品をみたので、かなり感動!!ハード美術館はおススメです!
その日は、ナヴァホ族のダンスショーがあったり、ナヴァホ料理も野外で販売されていた。
お昼はそこで済まそうかと思ったけれど、揚げパンとタコスしか種類がなかったので、フェニックスの隣町のテンピあるヴィーガンレストランGreenへ移動。
ちなみにヴィーガンとは、完全菜食主義者で乳製品、蜂蜜等も含む動物性の食品を一切摂らず、革製品等食用以外の動物の利用も避ける人々のこと。
私は特に何というわけではないけれど、セミ・ベジタリアン(世間一般の人より少ない肉を食べる)というゆるいベジタリアン。
テンピという町は、アリゾナ州立大学のメインキャンパスがあり若者の街で、お洒落なカフェやこだわりのレストランなどが集中している。
大型ショッピングモールなどが連ねる通りにそのお店はあった。
この土色の外観は、テンピの街全体が統一されている色。道路を走ってても、全部のお店が土色なので、なにがどこにあるのかわかりづらい。
味気ない外観と打って変わってポップな店内。
学生さんや家族連れ、男性1人の常連さんなど様々な客層。
レジで注文してお金を支払い、料理ができたら席まで店員さんが運んでくれる。奥に見える厨房にはガンジーの写真が貼ってあった。やはりリスペクトしてるのね。
メニューにはサラダ・ピザ・ハンバーガーなどがあり、私達はBowls(丼)をチョイス。
mockチキン入りココナッツカレーヌードル 7.5$
mockとはまがいものという意味で、mockチキンは疑似とり肉。よくできたとり肉でした。
ココナッツカレーもほどよい辛さで、太めのリングイネが入っていて、野菜もたっぷりでライムを絞ると味が引き締まってかなり美味。
こちらは、アプリコットミソ
一口食べて甘いのでびっくりしてメニューをよく見ると、味噌が入っているわけではなく、アプリコットペーストにサンバルソースというインドネシア料理でよく使われているスパイシーなソースで甘辛味噌風に味付けしてある事が判明。
しかもアプリコットやリンゴやパイナップルの入っていて、ピリ辛とスィートな感じが中華料理っぽいけれど、ちょっと苦手・・・
というわけでこちらのメニューはけっこうおもしろい組み合わせがあり、値段も手ごろなので、すごい人気のお店のよう。
ピザもハンバーガーも全部植物性でできていて、それらをファンキーな若者が楽しんで食べてるなんてかっこよすぎる~
レジ横の棚には、ヴィーガンビーフジャーキーなるものが販売されていた。
なんでもmockになるのねと感心しつつ、次なる場所へ。
このお店の通りを南下していくと、以前買い物をしたWhole foods marketにたどり着く。
エコバック1.9$が可愛かったので思わず購入。
それにしてもWhole foods marketみたいなお店が日本中に何店舗もあれば、日本の農業も食生活も良い方向に向かっていくと思うのだけど・・・
一日も早くそうなることを願いつつ、夜行バスに乗り込みメキシコへ向かうのだった。