2009/05/27

インド ブッタガヤ 村の休憩所

5月20日
夜11時前、ガヤ駅に到着。小さな駅には、溢れ出るくらい寝ている人がいっぱいいる。
声掛けてくる人をよけながらホテルに向かうと、満室で泊まれないというので、何軒かホテルをめぐってようやく決定。
あの快適な列車が夢のよう・・・
翌日、オートリクシャと交渉して、半日ブッタガヤ周辺をまわってもらうことに。
ブッタが悟りをひらいたといわれている菩提樹の周辺を歩いていると、日本語ペラペラのインド人が近寄ってきた。かなり警戒していたけれど、話をきくとそんなに悪い人ではなさそうだったので、ガイドとして一緒にまわることになった。
お昼ご飯は、ブッタガヤ付近の食堂で食べた。メニューにはインド・中華・和食・洋食となんでもありといった感じ。
カレーピラフのようなブリヤーニには、にんにくで炒めた玉ねぎがたっぷり入っていて少しピリ辛でおいしい!

チャウメンと書かれていたけれど、これは中華か?インド料理なのか?わからぬまま注文。
油は多かったけれど、トマトたっぷりでにんにくがきいていておいしかった。


食堂を出て、ガタガタの道をトゥクトゥクで走っていると、運転手が休憩したいということで、椰子の葉で覆われた中に入っていったので、一緒についていく。

この壷の中に入っているのは、椰子のジュースを発酵させたもの。
朝に椰子を取って、壷の中にジュースを2~3時間入れておくと微発砲するらしく、ほどよい酸味があり、暑さをしのぐにはよい感じ。
そういえば、この椰子でできた小屋をなんどか見たけれど、このお店だったのか。

その後、ブッタが瞑想していたところにいったりと、またまた汗をかいたので、次の休憩は、お花で作った蒸留酒を飲めるところにつれてもらった。
民家の小屋の中には花と水がはいった壷があり、それを土の中に埋めて、発酵させるようだ。
それを蒸留したものを飲む前に沸騰させる。熱いのでばけつで冷やしてからいただく。

ガイドさんは日本の焼酎みたいだと言っていたけれど、そんなにアルコールは強くないと思った。最初、口に入れたときは水みたいな気がしたけれど、飲んだらあとからアルコールをほんのり感じる。香りも味もほとんどないけれど、なぜか病みつきになりそうな飲み物だった。
おやじトリオでとりあえず乾杯!

右が運転手で、左がガイドさん。
その光景を指をくわえてみる子供。

駅前の喧騒を忘れてしまいそうなゆったりとした時間でした。

インド コルカタ 快適!食事付列車

5月20日

バンコク空港からエアインディアでコルカタへ向かう。空港のチェックインカウンターでは、大量の荷物(大型テレビや袋に入った衣料品など)を一人何個もインド人が持ち込んでいるので、予想外に時間がかかった。すでにここからインドの風に吹かれているみたい。

初めてのインドは、変な噂をききすぎて不安でいっばいだったので、飛行機から窓から、バンコク市内を眺めていると、すでにあの頃がなつかしい・・・と思ってしまう。

2時間30分のフライトで無事にコルカタ空港に到着。乗り合わせていた日本人と4人でタクシーをシェアして市内にむかった。クラクションの音・ほこり・ごみの山・のら牛・・・騒々しい街を1時間ほどタクシーに乗っていたら、ドライバーが行先を知らないようで、道行く人にたずね、おなじところを何度も通り過ぎ、ようやく目的地に到着。

その日は、変に興奮してなかなか寝付けなかった。

翌日、近くにマザーテレサの家があるというので、そちらに向かうことにした。その道中の、工事現場とごみ捨て場が交互にあるような狭い路地では、いろんなお店がひしめき合っていて、生活のすべてがその道で同時に行われている。一度に目にはいるには情報量が多すぎて、頭の中が物事を考えるのをストップした気がした。

ようやくたどりついたマザーハウスは、お昼休みで中に入ることができなかった。


暑さで喉がすぐ乾くので、スィートライムジュースを飲むことに。ライムのような香りはなく、水っぽいオレンジといった感じだけれど、のどの渇きを潤すにはちょうどよい。(10Rp


お昼ご飯は、タリー。

左から豆腐・グリーンピース・レンズ豆・じゃがいもとインゲン豆。ご飯とチャパティとパパと呼ばれるトウモロコシ粉にスパイスをいれてうすく焼いたもの。そしてアチャール。塩辛くてスパイシーなお漬け物のようなものを、カリーと交互に食べる。

思ったほど辛くはないので、安心。それに炎天下を歩いた後に、これらの料理を食べると、身体の熱が引いていく。日本で何度もインド料理を食べたけど、そんな感覚にはならなかったので、やはり料理はその土地に必要とされる調理方法になっているのだとつくづく思う。

会計と共に出てきたのは、クミンと氷砂糖。これをガムのように噛むと口臭予防になるらしい。食堂やレストランではだいたい最後に出してくれる。

その後、ブッタガヤに向かう列車の手配で旅行代理店に向かう。列車移動は、安全を考えて1等車両に乗りたかったので、旅行代理店で座って待っていると、小さなかごを持ったおじさんが入ってきた。手に持っているかごの蓋をあけると、蛇が中にいるのが見えた。お店の人が脅えながらお金を渡すと、微笑みながら去っていった。聞くと毒蛇が入っていたらしい。

さすがインド!べたな漫画のような光景が本当に日常に行われているんだぁとおもわず感心してしまう。

駅に到着すると、電車を待っている人なのか?なんなのかわからないけど、やたらと人が床に寝ている。油断すると通路の真ん中で寝てる人を、踏みつけそうになるので、気をつけて歩かないといけない。

電車を待っていると、目線を感じるので周りをみると、女性が集団で私をじーと見つめている。それもかなりな至近距離で。 

インド人は一度見つめ出すとずーーーと見続ける人が多いので、それもちょっと疲れる。

時刻通りに列車が到着したので、指定席に向かう。この列車には食事が付いているらしく、まず最初に水が配られ、次に料理はベジか?ノンベジか?を係りの人が聞きに回っていた。

発車し出して数分後、軽食が配られた。

チーズサンドイッチとクッキーやスナック。それと温かい紅茶が付いている。

飛行機ではおなじみの機内食でも、なぜか列車で提供されると特別な気分がして嬉しさ倍増。

エアコンは寒いくらい効いているけれど、この車両は寝台車なので、まくらや毛布もあるので快適に過ごせる。

ゆったりと本などを読んでいると、夕食の時間になった。

ご飯やカリーはもちろん、アルミに包んであるチャパティまで温めた状態で運んでくれる。食にこだわる国はやはりちがうね~などと思いながら、ゆれる車内でこぼさないように気をつけながら食事をいただく。

そして、食後のデザートのアイスクリームがついていた。

ほどよい甘さでさっぱりとしておいしかった。

夕方17時30分に乗って22時30分にガヤ駅に到着。料金800Rp(約1600円)。インドで、この金額は高価だと思うけれど、守られた空間ですごくリラックスできた。郡司氏によると、かなり幸せそうな顔していたらしい・・・

このままこの列車にずーと乗っていたいと思っていたのが、顔に出ていたみたい。

タイ バンコク やっぱり屋台最高!!

5月18日
カンボジア:シェムリアップからバスでバンコクに向かう。もう少しで国境という所で、乗っていたバスとバイクが衝突。けが人はなかったみたいだけど、乗客は全員下ろされて、歩いて国境まで行くことに。
国境越えはいつもドラマチックだわ。
夕方バンコクに到着し、前回泊まったホテルに戻る。帰るところがあるのは、やっぱりホッとする。
バンコクでは、いろんなものを食べたけれど、やはり屋台が一番楽しい!!
数日の滞在では、お目にかからないものもたくさんあるほど、屋台料理は充実している。
ということで、私たちはよく屋台をのぞいては楽しんだ。


魚の練物をあげた屋台はよく見かけたけれど、こちらはニラをイモの澱粉で固めて、あげたもの。おなじみのスィートチリソースをかけていただく。おつまみには、あっさりしていてなかなかいける!(10B)
ゆでたトウモロコシは、食べやすくカットしてあって、甘味があっておいしい。


このように料理を並べた屋台は多く、自分の食べたい物を指さして注文。

ご飯の上に、たっぷり。厚揚げと野菜は程よい塩分でぺろっと食べれる。(30B)
グリーンカレーには、半熟のフライドエッグを追加。(40B)
あげた麺にあんかけ野菜をかけていただく。なつかしい皿うどんの味。(30B)


熱したお皿の上に、シーフード、野菜、春雨を手早く炒め、最後にといた卵を混ぜ入れて完成。(50B)

飲み物は、後ろのコンビニで買って飲めるので、ビールと共に、生姜の効いたソースをかけていただきます!

お粥屋体では、白米に赤米が混じったシンプルなお粥。トッピングで大根のつぼ漬けのようなものと、骨までぱりぱりに揚げてある魚をチョイス。(35B)
お粥にまぜて食べると、これまた食がすすむ~


となりの屋台では、ピリ辛に炒めた野菜と春雨をご飯にのせてもらう。(30B)


小さなオレンジをひとつひとつしぼった100%ジュース(10B)

ちゃんと冷えていて甘くておいしいよ~

屋台の端には、神様にちゃんとおいしそうなお供えものを。


もちろん麺の屋台もいっぱいあるけれど、スープがお肉なので、私は遠慮した。
紹介した以外にもいろいろ食べたけれど、どれもそんなにはずれなし。
おいしかった所にもう1度行きたいし、食べたことのないお店も行きたいし、屋台のある場所をぐるぐる・ぐるぐる悩みながらいつも歩くのでした。
高度成長で街の美化に力を入れているバンコクでは、屋台の規制もきびしくなって営業できる時間や場所が制限されていると聞いた。
次に来たときに、屋台めぐりの楽しみがなくなりませんように・・・

2009/05/19

カンボジア シェムリアップ ベジレストラン

5月16日

シェムリアップ最後の夕食は、ベジタリアンレストラン「Chamkar」にいった。

オールドマーケットというお土産屋さんが集まる場所から、1本奥の通りを中にはいると、細い路地には小さなレストランがひしめき合っていた。

落ち着いた店内には、インド人が食事をいていた。レジの前にすわっているのは、フランス人のレストランオーナー。

元フランス領ということで、フランス人観光客も多いし、この通りもどことなくパリのビストロのような雰囲気もある。

私たちは、外の席で食事をすることにした。


まずは、ミネラルウォターを注文する。

一口飲んで、水道水か?と思うほど味がついていたので、よく見てみると

ラベルには富士山のデザインがあり、裏には「カンボジア初のミネラルウォター。カンダール州の地下水を日本製浄水器でろ過」と書いてあった。

硬質だからか?なんでなのか?わからなかったけど、この旅にでて水は毎日買って飲んでるけれど、この水は、のど越しが悪くてあまり飲む気になれない水だった。


メニューに本日のカレーとあったので、そちらを注文すると、キノコ、空心菜、インゲンが入っていた。

ココナッツベースのまろやかや味のカレー。野菜だけなのに、結構コクがあって味付けもやさしい。


ご飯は、白米と玄米が一緒に入っていた。


こちらは、カンボジア料理の「Bormleramg」というお料理の野菜版。

何が串刺しされているのか?と食べてみると、グリーントマト・キノコ・玉ねぎ・ニンジン・パイナップル・バナナなど。

ほんのり生姜醤油風味でグリルされたものに、黒コショウのソースをかけていただく。

このソースがあっさりしていて結構いける!

生姜風味のバナナにソースをかけてご飯と一緒に食べるなんて、初めての味わいだったけれど、違和感なくおいしくいただけました~

日本で再現してもおいしくできるかな?

カンボジア シェムリアップ 遺跡巡りの間の食事

5月15日
有名どころのアンコールワットを中心に広がる遺跡群は、想像以上に美しい、アメージング!!という言葉では足りないくらいすばらしい場所だった。
見渡すかぎりの緑がうつくしい・・・とうっとりしてしまうけれど、もともとジャングルに埋もれていたのを発見されたのだから当たり前といえばそれまでなのだけれど。
今は、乾季の終わり、雨季の始まりなのでお堀や遺跡の周辺の水がほとんどないけれど、水にしたたる遺跡群はもっと美しいだろうし、その時がみたい!!絶対にすばらしい風景だと思う。でも周辺の道路事情はどうなっているのか?それはわからないけれど。
 今回は、バンコクで日本語ガイド付きというツアーを申し込んでいた。
アンコールワット遺跡群には、何人のガイドが常駐してるのだろう?世界中の観光客に対応している。

午前中、汗だくになりながら遺跡を巡り、連れていかれたレストランで昼食をとる。


ベジタブルココナッツカレーは、本当にココナッツに入って出てきたのでびっくり!
ジャガイモ・白菜・ニンジン・インゲン豆などたっぷりの野菜が入っていて、まろやかな味わいというか日本の甘口カレーくらい。(4.5$たぶん観光客しか食べにこないお店)


トゥクトゥクでベンメリアに向かう途中みかけたお店


もち米、黒豆、ココナッツをいれて炭火で竹ごとやいて、こげをとった状態で販売(約40円)


甘いおこわのようで、ココナッツの油がよい感じでおこげを作っている。こちらでは朝食としても食べているらしい。


ベトナムのようにバケットを売っているお店を発見。

カンボジアも元フランス領なのでその時のなごりだろう。

クーレン山での昼食は、フライドバナナやバナナの皮にバナナ・もち米・ココナッツを包んで焼いたものを食べた。


山頂の食事処は、川魚や鶏肉を炭火で焼いたものとご飯というセットしかなく、見た限りでは、いつから炭火で燻されているのか?わからない感じだったので、さすがに食べる勇気が出なかった。
 それにしても、もち米とバナナ。かなりいけてます!ほどよいバナナの甘さがココナッツ入りのもち米と絶妙なバランス。はっきりいってバナナを見直しました。日本ではほとんどバナナをたべなかったので、いまさらながらバナナすごいです!!


そして、道路沿いで一番よくみかけるのはこちら


最初は、なんのお酒かな?と思っていたけれど、実はガソリンだった。
バイクが多いカンボジアでは、2Lもあれば十分なので、ガソリンスタンドよりもこれで間に合うのだろう。

トゥクトゥクでの移動の間、田園風景をみたり、椰子の木のトンネルを通ったり、ゆったりと道を渡る牛をみたり、湖があったり、
「うっとり・・・」なんて言葉を久しぶりに発言してしまうほどうっとりするところだった。

カンボジア シェムリアップ 屋台とレストランのはしご

513日

バンコクを7時に出発して、カンボジア:シェムリアップのホテルについたのは、19時を過ぎていた。

カジノもある国境では、ものすごい雨が急にふりだした。5月中旬から雨季に突入するようだ。

ホテルでリラックスしてから、同じバスに乗っていた新婚旅行で世界1周をしている大阪のご夫婦と一緒に夕食に出かけた。

未舗装の道路はぐちゃぐちゃで、ぬかるんだ所に車がはまって大変そう。こちらも足元をしっかり見ないとどろどろになるのでよそ見している場合ではないのだけれど・・・

この街に以前きたことがあるというのでいろいろ教えてもらうと、食事は屋台が安いけれど、ビールはレストランやカフェに安いところがあるので、そっちで飲んだ方がいいですよ、ということなのでまずは屋台で食事をとる。


オイスターソースで炒めた空心菜はにんにくが利いている


かなり薄味の野菜チャーハン


大根・白菜・カリフラワーなど野菜たっぶりヌードル。


これらはすべて1$。

かなりなボリューム。一皿で十分おなかいっぱい。

カンボジアで食べる料理は香辛料もそんなに使わないし、味がうすい気がしたのは、タイ料理に口が慣れてたからかしら。


そしてどの屋台でも小学生くらいの子供が一生懸命に客引きをしている。

彼らは、英語を話すのは当たり前で、フランス語や日本語だって片言くらいはしゃべれるみたい。

こんなにちっちゃい男の子も、手伝っているのか?遊んでもらっているのか?わからないけど、ちゃんとメニューをもってきてくれる。


ちなみにカンボジアでは、地元通貨リエルよりもUSドルを使うほうが多く、細かいおつりなどは、リエルで返ってくる。


屋台の通りを過ぎると、レストランが立ち並ぶ。

こちらは、世界中から集まる観光客が遠くからきこえるクメール音楽をききながらゆったりとした時間を過ごしている。


だいたいのお店が生ビール0.5$、カクテル類は1杯のむともう1杯フリーという看板を出している。


翌日、1日中遺跡巡りをしたら、汗びっしょりでのどがからからになったので、ホテルでシャワーを浴びてから、とりあえず1杯!


でも、料理もおいしそうなので、おつまみは野菜のみの生はるまきを注文。2.5$。

ピーナッツの入った甘辛ソースをつけてたべるとGood!


屋台も良いけど、こちらの料理も捨てがたい・・・

贅沢な悩みです。