4月10日
今回は、事前に調べておいたソウル・仁川洞の「山村」という元お坊さんが経営していて
山菜をメインにしているお店にどうしてもいきたかったので、ランチタイムに足を運んだ。
仁川洞通りは、日本でいう京都のような場所で、新しいものと古き良き時代のものが
共存している。通りの小道を曲がると、つきあたりにお店がある。
少し入るだけで、通りの喧噪がなくなってしまうところも、京都らしくてなつかしい。

入口だけでも感動してしまいそう
店内には、骨董品なども配置され、落ち着いた雰囲気が漂う。


コースのみのメニューは、料理を次々に運んできてくれる。

季節の山菜を、さまざまな料理方法で、日本でなじみのあるものから、はじめての山菜まで、
20種類ほど提供される。
スープには、ヨモギがたっぷり入っていた。

1皿1皿が、山菜や野菜の味を引き立たせていて、素材に対しての愛情を感じる。
どのようにして食べたら一番おいしいかを絶対にわかっているから、
シンプルに料理してくれているのだろうな・・・
それと、久しぶりに木の器で食べた事が、妙にうれしかった。
やっぱりお箸はステンレスより木の方が、口当たりがやさしい。
デザートは綿のようにふわふわな米果子とゲンピ茶。

このボリュームで1人分(22000W)
食事が終わるころに、定員さんが客席から見えるところで
山菜そうじをはじめていた。

こういう手間が、おいしい料理の秘訣。本当にありがとう!
帰り際にレジの前で、「韓国お寺巡りと山菜料理」の日本語版の本を見かける。
どう考えても長旅に持って歩くにはきつい・・・
これは、また違う季節に食べにきてその時に本を買おう!ということで、
勝手に納得してお店を後にした。