2009/07/01

エチオピア ラリベラ 食事処

6月22日
小さなラリベラの町のほとんどの人々が、電気も水道もないような素朴な生活をしている。

ロバに荷物を運ばせて、谷まで水を汲みにいったりしている。
そんな中に教会群があり、彼らの生活費の何倍もする入場料を払って観光しているのだから、子供達は、観光客をみると「ハロー!マネー」と近寄ってくる。英語が話せる少年達は、何か手伝うことはあるか?としきりに声をかけてくる。
彼らにとって観光客は歩くATM。
「ハローマネー」に慣れるまでは、なんだかこちらが申し訳ない気分に。
ラリベラの町は、物資不足の上、停電・断水なので、食事をするにもあれがない・これがないと言われるのは当たり前。
それにどのお店もメニューはほとんど変わらない。でも、ラスタの聖地と言われるだけあって、どんな小さなお店でもメニューはベジとノンベジにちゃんと分かれているので、ちゃんと野菜料理を選べるので安心。
こちらのカフェでは、トマトソースとパンのセット(10Br)

煮詰まったソースは、ぴりっとチリがきいていて食がすすむ。
ちなみにどこのお店もトマトソースとミートソースは必ずあり、それにパスタ・インジェラ・パンのどれかをつけて食べる。
教会群は、12時から14時まではお昼休みで入れないので、私達も休憩。
なんとなくはいりづらい入口をくぐると、

店内はいい感じの民族的なつくりになっていた。

エチオピアの伝統的なお酒Tejを注文。(12Br)

蜂蜜、ホップ、水を混ぜたものを3か月間熟成させたという黄色の液体は、フルーティだけど苦味が強く、後から甘味が込み上げてくるというなかなかパンチのあるお酒だった。
夜は、泊っているホテルのレストランで、インジェラとShiroを注文。(15Br)

このShiroと呼ばれるソースもレストランには絶対に置いてある。
というかインジェラとセットで食べるもの。
Shiroの作り方は、トマト、玉ねぎを炒めて水をいれ、沸騰したらShiroパウダーを入れて煮込む、と周りのお客さんが教えてくれた。
たしかにどこで食べても味があまり変わらないのは、パウダーがあるからなのか・・・
パウダーには、パプリカや豆粉が入っている。
インジェラも抵抗なく食べれるようになったのは、この地に馴染んできたからかな。
朝食には、近くのホテルのレストランで、エチオピアの朝食、Keitaを注文。13Bl

かなり大きなパンケーキに蜂蜜がたっぷりかかっている。
どっしりとした生地は、飲み物がないと喉につまりそう。朝から胃もたれ気味に・・・
ラリベラ最後の夜は、またしても停電。
あるのは、インジェラのみ。

ろうそくの灯りで乾杯して、インジェラを野菜と共に手で食べる。
店内でろうそくを用意してもらったのは、私達だけ。
エチオピア人は、暗闇でも平気みたい。
やはり、鍛え方がちがうのだろう。

それにしても・・・
翌日のアジスアベバ行きのバスの出発時間が、正午だとバス停で聞いて帰ってきた郡司氏。だいたいバスの出発は早朝なのにおかしい、と思った郡司氏は、翌朝、5時くらいにわざわざバス停まで確認しにゆくと、やはり6時出発だったことが発覚。戻ってきた郡司氏にたたき起こされて、急いでパッキングをして、2kmくらいの道のりを走った。
子供たちに助けてもらって、なんとかバスに飛び乗った。私達は、怒る気力もなく、しばらく放心状態だった。
最終的には、予定通りの日程で帰れたので、よかったんじゃない?と慰めあってたけど・・・