2009/05/27

インド コルカタ 快適!食事付列車

5月20日

バンコク空港からエアインディアでコルカタへ向かう。空港のチェックインカウンターでは、大量の荷物(大型テレビや袋に入った衣料品など)を一人何個もインド人が持ち込んでいるので、予想外に時間がかかった。すでにここからインドの風に吹かれているみたい。

初めてのインドは、変な噂をききすぎて不安でいっばいだったので、飛行機から窓から、バンコク市内を眺めていると、すでにあの頃がなつかしい・・・と思ってしまう。

2時間30分のフライトで無事にコルカタ空港に到着。乗り合わせていた日本人と4人でタクシーをシェアして市内にむかった。クラクションの音・ほこり・ごみの山・のら牛・・・騒々しい街を1時間ほどタクシーに乗っていたら、ドライバーが行先を知らないようで、道行く人にたずね、おなじところを何度も通り過ぎ、ようやく目的地に到着。

その日は、変に興奮してなかなか寝付けなかった。

翌日、近くにマザーテレサの家があるというので、そちらに向かうことにした。その道中の、工事現場とごみ捨て場が交互にあるような狭い路地では、いろんなお店がひしめき合っていて、生活のすべてがその道で同時に行われている。一度に目にはいるには情報量が多すぎて、頭の中が物事を考えるのをストップした気がした。

ようやくたどりついたマザーハウスは、お昼休みで中に入ることができなかった。


暑さで喉がすぐ乾くので、スィートライムジュースを飲むことに。ライムのような香りはなく、水っぽいオレンジといった感じだけれど、のどの渇きを潤すにはちょうどよい。(10Rp


お昼ご飯は、タリー。

左から豆腐・グリーンピース・レンズ豆・じゃがいもとインゲン豆。ご飯とチャパティとパパと呼ばれるトウモロコシ粉にスパイスをいれてうすく焼いたもの。そしてアチャール。塩辛くてスパイシーなお漬け物のようなものを、カリーと交互に食べる。

思ったほど辛くはないので、安心。それに炎天下を歩いた後に、これらの料理を食べると、身体の熱が引いていく。日本で何度もインド料理を食べたけど、そんな感覚にはならなかったので、やはり料理はその土地に必要とされる調理方法になっているのだとつくづく思う。

会計と共に出てきたのは、クミンと氷砂糖。これをガムのように噛むと口臭予防になるらしい。食堂やレストランではだいたい最後に出してくれる。

その後、ブッタガヤに向かう列車の手配で旅行代理店に向かう。列車移動は、安全を考えて1等車両に乗りたかったので、旅行代理店で座って待っていると、小さなかごを持ったおじさんが入ってきた。手に持っているかごの蓋をあけると、蛇が中にいるのが見えた。お店の人が脅えながらお金を渡すと、微笑みながら去っていった。聞くと毒蛇が入っていたらしい。

さすがインド!べたな漫画のような光景が本当に日常に行われているんだぁとおもわず感心してしまう。

駅に到着すると、電車を待っている人なのか?なんなのかわからないけど、やたらと人が床に寝ている。油断すると通路の真ん中で寝てる人を、踏みつけそうになるので、気をつけて歩かないといけない。

電車を待っていると、目線を感じるので周りをみると、女性が集団で私をじーと見つめている。それもかなりな至近距離で。 

インド人は一度見つめ出すとずーーーと見続ける人が多いので、それもちょっと疲れる。

時刻通りに列車が到着したので、指定席に向かう。この列車には食事が付いているらしく、まず最初に水が配られ、次に料理はベジか?ノンベジか?を係りの人が聞きに回っていた。

発車し出して数分後、軽食が配られた。

チーズサンドイッチとクッキーやスナック。それと温かい紅茶が付いている。

飛行機ではおなじみの機内食でも、なぜか列車で提供されると特別な気分がして嬉しさ倍増。

エアコンは寒いくらい効いているけれど、この車両は寝台車なので、まくらや毛布もあるので快適に過ごせる。

ゆったりと本などを読んでいると、夕食の時間になった。

ご飯やカリーはもちろん、アルミに包んであるチャパティまで温めた状態で運んでくれる。食にこだわる国はやはりちがうね~などと思いながら、ゆれる車内でこぼさないように気をつけながら食事をいただく。

そして、食後のデザートのアイスクリームがついていた。

ほどよい甘さでさっぱりとしておいしかった。

夕方17時30分に乗って22時30分にガヤ駅に到着。料金800Rp(約1600円)。インドで、この金額は高価だと思うけれど、守られた空間ですごくリラックスできた。郡司氏によると、かなり幸せそうな顔していたらしい・・・

このままこの列車にずーと乗っていたいと思っていたのが、顔に出ていたみたい。